皆さんに植えて頂いた田んぼも、今は出穂期に入っています。

この うだるような暑さ、今年はホンマに暑い! 私は どちらかと言うと寒いより暑い方が好きなのですが、今年は度が過ぎます。

蔵は盆休みなのですが、稲には勿論関係なし。それどころか今はホンマに大切な時期なのです。

出穂期



















この暑さ、人にとっては過酷そのものですが、稲達には大きな恵み。
しっかりと光合成を行い、ここから充実した籾を作っていきます。

私達の田んぼは面積にすれば しれたものですが、枚数になると大小合わせて33枚、毎日の水管理も結構な時間がかかるのです。この時期は特に、他の農家さん達との水の配分に気を配らなくては。
棚田ですから上の田んぼで私達が取り過ぎると、下にある農家さんの田んぼは少なくなってしまいます・・・今年はまだ怒られていませんが要注意なのです。

開花1



















開花2

























《稲の開花》

この時期 午前中には稲の開花が お目にかかれます(稲の花は午前中の2時間程度しか咲きません)
花と言っても花びらなんかはナシ・・・開花し、白く伸びた雄しべの花粉が雌しべに付いて受粉!そして約10日程で、籾の中は米を作るための組織が完成されます。 
この開花時の適温は30度ぐらい、もし低温に見舞われると受精能力が落ち、不稔籾という実の無い籾が多くなってしまうのです。だから今、またこれからの天候が大切・・・ま〜これだけ暑いと、今年は大丈夫でしょうけど。

あ〜でもホンマ、田んぼの水管理もソコソコに、自分の体の水管理もしないとダメですね。

                  米作り担当 伊藤