嗚呼、長かった。父がずっと、それこそ20年以上も思い続けてきた酢を全く新しい製法で造ったのが去年の6月。やっと五代目見習いとしての仕事ができるまで32年かかりました。いや、正確には東京農業大学に入ってから14年。大学でも大学院でも結果を出せずにいたわけで。

今は日本橋高島屋で売場に立っておりますが、先ほどホテルに戻ってみると、やまけんさんがこんなことを書いてくださっていました。ありがとうございます。

私自身もブログで富士酢プレミアムができるまでの経緯をこちらで書いていますので、ぜひご覧ください。

そして、最後にこの富士酢プレミアムの価格について。なぜ、この値段なのか。

 1.営業専任の社員がいないから
 2.有料の広告・宣伝を一切しないから

です。つまり上記の理由から、この価格で販売できるのです。営業マンの人件費や広告費用等、製造原価とは別の間接部門のコスト比率の高い一般的な企業であれば、間違いなくこの価格ではまっかっかの大赤字です。なんせ、富士酢の1/10量しか仕込むことができないほど、手間と時間がかかりますから。

ぜひお試しください。

                        五代目見習い 彰浩