齊藤酒造さんは「英勲」で知られる伏見にある老舗の造り酒屋。今回、直営店・醪音(もろみね)を開店されることになり、一日だけ早くお邪魔してきました。

醪音外観





















入口縦



























場所は近鉄桃山御陵駅真ん前。
ここの自慢の一つは、もちろん日本酒。とそれに合う肴たち。
歩いて数分のところにある蔵からは、仕込み水を運びコーヒーや炊飯にも用いています。地元京都産コシヒカリを毎日精米し、注文が入ってから一つ一つ小さな釜で炊き上げます。なので、ちょっとばかり待たなくてはいけません・・・。

モニター




















その間はカウンター上にあるモニターで酒造りを拝見。(杜氏の)藤本ならここが特等席でしょう。

プレート




















伺ったのが昼時でしたので、飲みより食べる方で(勤務中でもありますし)。
造り酒屋直営のお店ですが、昼は和定食が中心なので、ジャンキーな外食が多いサラリーマンには特にお薦めできます。

釜飯



















特筆はやっぱりご飯。
釜で直火なので表面はしっとり、底縁はぱりぱり。固めが好きな私にはちょうどいい感じ。

大将




















カウンター内を忙しく動き回る強面の大将、ではなく本職は営業の高木さん。
醪音のもう一つの自慢は、京都で造る厳選した調味料を使うこと。山田製油さんからのご紹介で弊社の蔵へ造りの視察と、すべてのお酢の味見に来られました。

こだわり調味料



















各テーブルには澤井醤油、石野味噌、オジカソース、山田のごま油、富士酢がセットされており、お客さんはお好みでそれぞれを取り合わせてみる。ほぼ基本調味料だけでも、結構なバリエーションを試せるところも楽しんでもらおうという試み。

棚全体



















店で使っている調味料はお求めいただくこともできます。

棚果実




















果実酢も充実。
今は日本酒ベースのカクテルを揃えていますが、徐々に日本酒と果実酢、ノンアルコールの果実酢カクテルにも手を広げていく予定とのことなので、これから楽しみ。
齊藤社長曰く、
「造り手が既に完成させている酒や酢をに手を加えて、新しい味を作り出すのはバーテンダーだけに許される特権だよ。」
素直に納得。

棚ごま油



















山田製油さんのごま製品たち。

食べ富士縦


























食べる富士酢も。
齊藤酒造さんが飲食店を始める時から大事にしたことが、(お客さんにとって)「楽しいお酒になること。」どんなにいいお酒も後味の悪い酒宴になってしまえば、悪い印象しか残らないから。
そんなお話を伺っていたので、食べる富士酢や果実酢カクテルなら、少しはお役に立てるかもしれません。

                       

英勲蔵元直営「醪音(もろみね)」
近鉄桃山御陵前
075−612−1000
昼11:00〜14:00
夜17:30〜23:30

                      プランナー 秋山