当蔵で活躍中の秋山の弟、健志君がオーナー兼シェフを務めるイタリアン、「台所 クッチーナ」は以前から何度もご紹介しています。先日、横浜高島屋の味百選の会期中に3度、足を運んだのですが、以前にも増して美味しくなっていました。身内だから、というのを差し引いても素晴らしいお店。

クッチーナ


























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≪店内≫

この日は貸切にしていただきました。14人ほどでいっぱいになる小さなお店です。壁が黒板のようになっていて、胃を刺激する言葉が並んでいます。

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≪紅芋酢のピクルス≫

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≪イワシの紅芋酢マリネ≫

このあたりはもう定番化しています。紅芋酢をつかった2品で食べる体制を整えて。プロセッコとかビール飲みながら楽しんでください。

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≪地元野菜のバーニャカウダソース≫

シェフの巧さを感じるこのお皿、アンチョビとニンニクの旨味がつまった温かいソースはもちろんですが、鮮度の高い野菜の火の通し加減が絶妙。しっかりと歯ごたえが残っているため、野菜の美味しさがストレートに味わえます。これ食べたら、野菜嫌いの子供も好きになると思う。特にカブの食感は絶品。

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≪ホワイトアスパラのカルボナーラソース≫

いつもは普通のアスパラですが、この季節はフランス産のホワイトアスパラだそうな。春になれば、国産のホワイトアスパラで作ってもらえるのでしょうか。おそらくボイルせずにフライパンで火を通し、皿の上でバーナーを使って焼き目をつけているのでは? アスパラのシャクシャクした触感と濃厚なソースのコク、何回食べても美味しい。

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≪シラスと大根のピッツァ≫

たいして期待していなかったのですが、いやいや、美味しかったー。シラスを使うっていうのはよくあるのですが、ドゥとシラスの間に生の大根を入れるだけでこんなに変わるもんですか。焼き時間を計算して大根をスライスしているのでしょう。個人的にはもっちりもっちりのナポリピッツァが好きなのですが、これはこれで、白ワインが進む進む。

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≪赤座エビのリングイネ≫

この日入ったばかりのエビ、大きいし、文句ありません。写真、撮り忘れたけど、山田製油のごま油を使ったアラビアータもよかった。

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≪ジャガイモとビーツのニョッキ≫

ニョッキを美味しいと思ったのはこのクッチーナが初めてでしたが、更に美味しくなって登場。これ、必ず食べていただきたいひと皿。ニョッキはうまい!です。

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≪豚肉の煮込み≫

前はにごり林檎酢が使われていましたが、現在は富士酢プレミアムで。コクが増して酸味がマイルドになって更に美味しくなってました。

他にもなんか食べたはずですが、写真を撮り忘れているようです。

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≪ドルチェ盛り合わせ≫

どれもこれもいいんですが、特に黒胡麻のパンナコッタは絶品。ぜひ食べてみてください。

特に週末は混み合いますので、なるべく早めに予約されることをおススメします。しかも、3月6日発売の料理王国、イタリアン特集で掲載された後はますます人気が出ることが予想されます。

                       五代目見習い 彰浩