昨日から2日間、田舎暮らしの本の取材に来ていただきました。

昨日はあいにくの雨だったので、酢料理レシピの撮影。母と淳子の二人で6品とドリンクを作ったようです。お陰で、夕食は酢料理ばっかりでした。と文句言ったら怒られそう。美味しかった。

田舎暮らしの本 取材



















田舎暮らしの本 取材2

























≪上世屋の棚田で≫

伊藤が米作りの取材を受けています。

田舎暮らしの本 取材3



















≪説明≫

棚田特有の害虫、イネミズゾウムシを捕まえて。この虫、田植え直後に侵入し葉を食べ始め、その後 産卵し、ふ化した幼虫は根っこを食べるんです(伊藤 談)。

だからこそ、育苗に力を入れているんです。イネミズゾウムシに多少 食害されても、丈夫な苗を手植えすることで、その被害を最小限に抑えられます。

と、ここまで書くと、「イネミズゾウムシって、どんな姿、形してんのよ」と気になるのでは?

そう言われると思って、

田舎暮らしの本 取材4


























≪イネミズゾウムシ≫

これ。葉にとまっています。象みたいに鼻が長いから、イネミズゾウムシって言うんですよ。

って、小さすぎて見えないですよね。

田舎暮らしの本 取材5

















≪アップで≫

これが正真正銘、イネミズゾウムシです。もったいぶった甲斐がありましたか?

まさに象ですよね? コイツガいっぱい悪さすると収穫量が減るんです。

さて、若狭湾を望める棚田の写真を撮っていただいた後は、いつものこんぴらうどん。実は昨日、今日の2日連続でした。「これは毎日食べても飽きないねぇ」と喜んでいただきました。

そして、蔵で富士玄米酢(黒酢)の植菌の瞬間を撮ってもらいました。

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田舎暮らしの本 取材7



















≪植菌前と植菌後≫

酢酸菌膜を浮かべると、3、4日で表面全体に広がります。そうなれば、あとはじっくりと酢ができるのを待つだけ。といいながらも、毎週、温度や酸度を測定します。

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田舎暮らしの本 取材9



















≪蔵の前の海≫

予定よりもスムーズに取材、撮影が終わったため、蔵の前の風景も撮ってもらいました。蔵のある街はこんな場所です。地元の人にとっては何の変哲もない景色ですが、都会の人の目には、すごく貴重な風景のようです。

近くにあるものの価値を見極めることって、すごく難しいことですね。知らない間になくなってることが多いんでしょう。その意味においては、棚田の価値に気づいたことは正解でした。と、こんな蔵にぜひお越しください。ええ季節が来ましたよ。

取材してくださったお二人に感謝。

                       五代目見習い 彰浩