2、3年ほど前、ある大学の先生から突然、「おたくの蔵を見せてもらえないか。そして、経営についての考えを聞かせて欲しい」とお電話をいただきました。それ以来、延べで10人近い先生が蔵に来られ、蔵や棚田をご覧頂いたり、社長や私にインタビューしてくださいました。

その方々が所属されているのが経営哲学会であり、先日、2冊目の本が刊行されました。

経営哲学の実践

























≪表紙≫

一冊目は「経営哲学とは何か」という学術的な内容だったそうですが、この本ではその実践編としての位置づけでつくられたとか。

渋澤栄一氏や松下幸之助氏、稲盛和夫氏の、いわば日本の経営哲学の原点についての記述の後に、「現代の経営哲学」という章において飯尾醸造をご紹介いただきました。

星野リゾートや一の蔵、旭山動物園、スターフライヤー、ソフトバンクホークスなど、錚々たる企業の末席に入れていただいて、「ホンマにええんやろか」というのが正直なところ。

経営哲学の実践2



















≪掲載記事≫

13ページに渡って、当蔵のことをご紹介いただきました。こんな風に書いてくださっています。

…よくみられる地方の「こだわりの食品」メーカーをイメージして同社を訪れる取材者は、飯尾社長の高い精神性と困難な現実に自然体で取り組むすがすがしい姿勢に例外なく圧倒される。その感動が読者に伝わり、同社への信頼感と製品への関心が高まって商品が売れるとともに、メディアの取材も連鎖反応的に増える…

ホンマかいな、と。

…消費者の熱い支持および拡大する人材のネットワークからの支援という外部資源に恵まれている…

これはまちがいなく、そのとおりです。親子孫、三代に渡って富士酢をお使いくださっているお客様ご家族と物産展でお会いしたときの喜びといったら。他にも、お客様やお取引先様に米作りをお手伝いいただいていること。物産展で知り合ったお客様にいろんなところに連れて行っていただいたり、たくさんの方をご紹介いただいたり。偶然、鮨屋のカウンターで隣りになった方が宮津に来てくださり、経営のアドバイスをしていただいたり。このように、いろんな方に応援していただいて、今の飯尾醸造があることを日々実感しております。あのときのご縁が今になって…ということも少なくないのです。本当にありがとうございます。これからも皆さんに応援していただけるようなスタイルを貫き通すつもりです。

                      五代目見習い 彰浩