多分、今回の社員旅行で伺った3つのお店のことは、そのサービスを受けた全員が一生忘れないと思う。そんな2日間だったのでした。
井のなかで素晴らしい宴をさせていただいた翌日の午前中は各自、自由行動。上野動物園やアメ横など、短い時間でしたが楽しんだようです。そして、新幹線で新横浜へ。目指すは最後の食事場所、フランス料理のHANZOYA。
≪HANZOYA 外観≫
この8階建て?のビルがランチの場所だとは誰も思わなかったのではないでしょうか。ここでの3時間が、ある意味、私達が目指すべきサービスのお手本でもあったのでした。
さて、エントランスの前ではサービスの鈴木さんが小雨の中、待ってくださっていました。そして、最初のサプライズが…
≪記念写真≫
1階を貸切にしていただいたのですが、そこで集合写真を撮ってくださいました。しかも、お店を辞するときには全員にプリントアウトしてもたせていただいて。
そして、いよいよ料理が。
≪アミューズ-1≫
厚岸の生牡蠣 紅芋酢。みじん切りのエシャロットが散らしてありました。濃厚なクリーム感を酸味が引き締めてくれます。
≪アミューズ-2≫
ニンジンのミルフィーユ仕立て 梨酢で。このニンジンのパリパリした食感と干しブドウの甘味に梨酢の酸味。
この二皿でみんなの胃袋が完全に開きました。
≪オードブル-1≫
鹿肉のカルパッチョ。極薄にスライスされたこれ、文句なしに絶品でした。特に、完熟の柿との相性は素晴らしかった。サービスの鈴木さんの話では、契約している北海道のハンターが撃った鹿だそうで、臭みは全くありません。ニンニクの入ったアイオリソースのようなものも美味しかった。
ピンクレディというオーストラリア原産の林檎も酸味がしっかりとあり、楽しませてもらいましたが、柿との相性が良過ぎでした。
≪オードブル-2≫
3種類のネギを使ったテリーヌ。ポロネギと日本のネギ2種? 外側がコゲコゲになるまで直火で炙った後、中心の部分だけ使ってあるそうな。甘味がしっかりと引き出されているネギには無花果酢を使ったシンプルなソースをちょっとだけつけて。ホンマに野菜だけで満足させてくれます。
また、ひと皿ごとに全てのテーブルで鈴木さんが素材や調理法を詳細に渡って説明してくれます。しかも、会話を全く邪魔することなく。理路整然とわかりやすい説明ながらも、自分達の体験など、ユーモアも交えて。これぞ、プロフェッショナルなサービス。普段は事務所で電話の応対や接客をしている加古川も、このサービスの素晴らしさに驚いていました。
≪ドリンクメニュー≫
こんなビネガードリンクも定番メニューとして用意されています。特にランチでの需要が多いとのこと。黒豆酢のジンジャーエール(ウィルキンソン社)割を少し頂きました。黒豆酢のクセを除きながらコクがしっかり残っていて美味しかったです。
≪メイン 魚≫
カワハギのポワレ シイタケのウロコ仕立て 2種類の天然キノコソース。
鹿肉のカルパッチョに続いて、感動したお皿。なんとかっていう天然キノコのソースと肝を白身と一緒に、そして、自家製のバゲットにソースをたっぷりつけて。ソースにはエビのダシが使ってあり、甲殻類特有の風味とコクがたまりません。美味い、という言葉しか出てこない。
≪肉料理の付け合せ≫
いろんな野菜をボイルしたもの。ピスタチオオイルみたいなものが少しかかっています。肉料理がしっかりとした脂を含んでいましたので、交互に食べてさっぱりと。ここの野菜の美味しいこと。
≪メイン 肉≫
イベリコ豚のソテー 石榴酢ソース。上に薄くのっているパリパリのは豚足だそうです。ボイルしてゼラチン状になったのを薄くのばしたのでしょうか。いろいろ考えられています。
≪デザート≫
カシスのソルベとチョコレートのジュレ。赤わいん酢が使ってあるとのこと。このトロトロのジュレが特によかったなぁ。やまけんさんなら「これをドンブリいっぱい食べたい」とか書くんかなぁ。
≪プティフールとコーヒー≫
嗚呼、大満足。
と、HANZOYAさんではこれで終わりではありません。
≪ハーブティ≫
ポットで出てきます。お店に入ってから2時間半、全員がこの夢のような時間を巻き戻したいと思ったのでした。
これで4,725円(税込・サービス料10%別)。この素材と料理法、空間、サービスを考えたら圧倒的にお値打ちです。
食事の途中には、オーナーシェフの加藤さんや仕入れ担当の山川さん、ソムリエの石田さんなど、蔵に来てくださった皆さんも顔を出してくださいました。また、マイクロバスで駅までお送りまでしていただいたのでした。
HANZOYAさんのことを日本一すばらしいフレンチレストランだと思います。そう考える理由は、味はもちろん、サービスやお店の雰囲気、こちらで働いてらっしゃる皆さんの人柄や仕事の裏側など、私が知っている全てのことから考えて。今回、当蔵のみんなとこのような時間を共有できたことは必ず、これからのお客様へのサービスに活きてくるはずです。ぜひご期待ください。
すばらしい勉強をさせていただきました。ありがとうございました。
五代目見習い 彰浩
井のなかで素晴らしい宴をさせていただいた翌日の午前中は各自、自由行動。上野動物園やアメ横など、短い時間でしたが楽しんだようです。そして、新幹線で新横浜へ。目指すは最後の食事場所、フランス料理のHANZOYA。
≪HANZOYA 外観≫
この8階建て?のビルがランチの場所だとは誰も思わなかったのではないでしょうか。ここでの3時間が、ある意味、私達が目指すべきサービスのお手本でもあったのでした。
さて、エントランスの前ではサービスの鈴木さんが小雨の中、待ってくださっていました。そして、最初のサプライズが…
≪記念写真≫
1階を貸切にしていただいたのですが、そこで集合写真を撮ってくださいました。しかも、お店を辞するときには全員にプリントアウトしてもたせていただいて。
そして、いよいよ料理が。
≪アミューズ-1≫
厚岸の生牡蠣 紅芋酢。みじん切りのエシャロットが散らしてありました。濃厚なクリーム感を酸味が引き締めてくれます。
≪アミューズ-2≫
ニンジンのミルフィーユ仕立て 梨酢で。このニンジンのパリパリした食感と干しブドウの甘味に梨酢の酸味。
この二皿でみんなの胃袋が完全に開きました。
≪オードブル-1≫
鹿肉のカルパッチョ。極薄にスライスされたこれ、文句なしに絶品でした。特に、完熟の柿との相性は素晴らしかった。サービスの鈴木さんの話では、契約している北海道のハンターが撃った鹿だそうで、臭みは全くありません。ニンニクの入ったアイオリソースのようなものも美味しかった。
ピンクレディというオーストラリア原産の林檎も酸味がしっかりとあり、楽しませてもらいましたが、柿との相性が良過ぎでした。
≪オードブル-2≫
3種類のネギを使ったテリーヌ。ポロネギと日本のネギ2種? 外側がコゲコゲになるまで直火で炙った後、中心の部分だけ使ってあるそうな。甘味がしっかりと引き出されているネギには無花果酢を使ったシンプルなソースをちょっとだけつけて。ホンマに野菜だけで満足させてくれます。
また、ひと皿ごとに全てのテーブルで鈴木さんが素材や調理法を詳細に渡って説明してくれます。しかも、会話を全く邪魔することなく。理路整然とわかりやすい説明ながらも、自分達の体験など、ユーモアも交えて。これぞ、プロフェッショナルなサービス。普段は事務所で電話の応対や接客をしている加古川も、このサービスの素晴らしさに驚いていました。
≪ドリンクメニュー≫
こんなビネガードリンクも定番メニューとして用意されています。特にランチでの需要が多いとのこと。黒豆酢のジンジャーエール(ウィルキンソン社)割を少し頂きました。黒豆酢のクセを除きながらコクがしっかり残っていて美味しかったです。
≪メイン 魚≫
カワハギのポワレ シイタケのウロコ仕立て 2種類の天然キノコソース。
鹿肉のカルパッチョに続いて、感動したお皿。なんとかっていう天然キノコのソースと肝を白身と一緒に、そして、自家製のバゲットにソースをたっぷりつけて。ソースにはエビのダシが使ってあり、甲殻類特有の風味とコクがたまりません。美味い、という言葉しか出てこない。
≪肉料理の付け合せ≫
いろんな野菜をボイルしたもの。ピスタチオオイルみたいなものが少しかかっています。肉料理がしっかりとした脂を含んでいましたので、交互に食べてさっぱりと。ここの野菜の美味しいこと。
≪メイン 肉≫
イベリコ豚のソテー 石榴酢ソース。上に薄くのっているパリパリのは豚足だそうです。ボイルしてゼラチン状になったのを薄くのばしたのでしょうか。いろいろ考えられています。
≪デザート≫
カシスのソルベとチョコレートのジュレ。赤わいん酢が使ってあるとのこと。このトロトロのジュレが特によかったなぁ。やまけんさんなら「これをドンブリいっぱい食べたい」とか書くんかなぁ。
≪プティフールとコーヒー≫
嗚呼、大満足。
と、HANZOYAさんではこれで終わりではありません。
≪ハーブティ≫
ポットで出てきます。お店に入ってから2時間半、全員がこの夢のような時間を巻き戻したいと思ったのでした。
これで4,725円(税込・サービス料10%別)。この素材と料理法、空間、サービスを考えたら圧倒的にお値打ちです。
食事の途中には、オーナーシェフの加藤さんや仕入れ担当の山川さん、ソムリエの石田さんなど、蔵に来てくださった皆さんも顔を出してくださいました。また、マイクロバスで駅までお送りまでしていただいたのでした。
HANZOYAさんのことを日本一すばらしいフレンチレストランだと思います。そう考える理由は、味はもちろん、サービスやお店の雰囲気、こちらで働いてらっしゃる皆さんの人柄や仕事の裏側など、私が知っている全てのことから考えて。今回、当蔵のみんなとこのような時間を共有できたことは必ず、これからのお客様へのサービスに活きてくるはずです。ぜひご期待ください。
すばらしい勉強をさせていただきました。ありがとうございました。
五代目見習い 彰浩
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