いつも予約でいっぱいの銀座・吉水が、このたび蔵から車で1時間半の綾部に体験型の宿を始められたということで、お酢や・母のおともをすることになりました。
国道27号線をひたすら進み「あやべ吉水」が間近になったころ、右折の目印を見逃してしまい右往左往しましたが、ようやく目印を発見!「え、ここ通るの」と、疑問符が2つも3つもわいてくるほどの細い道をくねくね登った突き当りの茅葺き屋根こそが、「あやべ吉水」でした。約束の時間に間に合ってよかったです。
《あやべ吉水 暮らし宿》
車を降りると身体全体にサーッと秋の風が通り抜けました。
庭には小川があり、小型の水車がくるくると回っておりました。(あとでじゃがいもの皮を水車で剥いていることが判明!通常は里芋の皮を剥くのですが、じゃがいもだと剥きすぎになるそうです)薪割り場の横にはハンモックもありました。
すこし緊張しましたが、落ち着いた民家のたたずまいは、気持ちがすぐにほぐれました。
《ブランコ》
ブランコの部屋は北側にあり、その部屋から南にぬける風は真夏でも涼しく、女将さんも「ここだから夏でもお鍋が出せます」とおっしゃっていました。
《囲炉裏》
《お茶》
囲炉裏ではすでに火がおこしてあり、シャラシャラと炭のはじく高い音が静かなお宿に響きます。
出していただいたお茶は、笹の葉や地元の番茶を焙じてじっくり煮出ししたもの。ひとくち飲むと、甘くもあり香ばしくもあり、いろんな味がしてとても美味しかったです。
《じゃがいもの酢の物》
「お鍋の薬味の新生姜かな?」などと思っておりましたら、なんとじゃがいもの酢の物でした。宿の方が初めてじゃがいもの栽培に挑戦され、大豊作だったとかで、そのじゃがいもの酢の物は「純米富士酢」で調味されており、絶妙な味付けでした。
《豆乳鍋》
いよいよお鍋です。豆乳鍋には有機栽培の大豆の豆乳と、野菜で出汁をとったスープが加えてあるそうです。それは、お鍋の材料に使う野菜の皮や芯などをも捨てず溶けるまで煮詰めたものらしいです。地元で取れた無農薬のものを使用し、「もったいない」という素敵な日本語をまさに実践しておられます。なかなか真似できないこと。その姿勢に感服しました。
さて、お味ですが、こんなに美味しいお鍋は初めてです。豆乳に地鶏の旨味が溶け込んで、コクがあるのにしつこくない。体に染み渡るやさしい味でした。鶏の皮はプリプリでコラーゲンたっぷり。くたくたになった野菜が美味しくて、何杯もおかわりをしてしまいました。「農薬を使ってないからアクがでないんです」「安全な食事、これこそが『ご馳走』なのでは。何も言わなくてもお客様自身がそう感じていただけたら」と。すばらしい志のお宿だと思いました。
事務所で働いているみんなに申し訳ないと思いながらも、おなかも心も満たされ、幸せなひとときを過ごさせていただきました。
「あやべ吉水」は、昔ながらの民家をそのまま使い、ちょっと昔しの田舎のくらしを体験するお宿。ここではお客様に薪割りや食事の手伝いなどを体験していただくため、台所も廊下から見えて使いやすくなっております。来た人みんなが一緒に楽しめそうでした。宿の前の林や広い庭をどう利用しようかしら・・・と笑顔で話される女将さん。今度来ることがあったら、どんなふうに変わっているのだろうか・・・再来が楽しみなお宿です。
庭にとめていた車のボンネットに1匹の殿様バッタが・・・そのまま一緒に連れて帰ることにしました。蔵まで車にとどまっているかと思いましたが、舞鶴で下車したようでした。
通販担当 石田容子
国道27号線をひたすら進み「あやべ吉水」が間近になったころ、右折の目印を見逃してしまい右往左往しましたが、ようやく目印を発見!「え、ここ通るの」と、疑問符が2つも3つもわいてくるほどの細い道をくねくね登った突き当りの茅葺き屋根こそが、「あやべ吉水」でした。約束の時間に間に合ってよかったです。
《あやべ吉水 暮らし宿》
車を降りると身体全体にサーッと秋の風が通り抜けました。
庭には小川があり、小型の水車がくるくると回っておりました。(あとでじゃがいもの皮を水車で剥いていることが判明!通常は里芋の皮を剥くのですが、じゃがいもだと剥きすぎになるそうです)薪割り場の横にはハンモックもありました。
すこし緊張しましたが、落ち着いた民家のたたずまいは、気持ちがすぐにほぐれました。
《ブランコ》
ブランコの部屋は北側にあり、その部屋から南にぬける風は真夏でも涼しく、女将さんも「ここだから夏でもお鍋が出せます」とおっしゃっていました。
《囲炉裏》
《お茶》
囲炉裏ではすでに火がおこしてあり、シャラシャラと炭のはじく高い音が静かなお宿に響きます。
出していただいたお茶は、笹の葉や地元の番茶を焙じてじっくり煮出ししたもの。ひとくち飲むと、甘くもあり香ばしくもあり、いろんな味がしてとても美味しかったです。
《じゃがいもの酢の物》
「お鍋の薬味の新生姜かな?」などと思っておりましたら、なんとじゃがいもの酢の物でした。宿の方が初めてじゃがいもの栽培に挑戦され、大豊作だったとかで、そのじゃがいもの酢の物は「純米富士酢」で調味されており、絶妙な味付けでした。
《豆乳鍋》
いよいよお鍋です。豆乳鍋には有機栽培の大豆の豆乳と、野菜で出汁をとったスープが加えてあるそうです。それは、お鍋の材料に使う野菜の皮や芯などをも捨てず溶けるまで煮詰めたものらしいです。地元で取れた無農薬のものを使用し、「もったいない」という素敵な日本語をまさに実践しておられます。なかなか真似できないこと。その姿勢に感服しました。
さて、お味ですが、こんなに美味しいお鍋は初めてです。豆乳に地鶏の旨味が溶け込んで、コクがあるのにしつこくない。体に染み渡るやさしい味でした。鶏の皮はプリプリでコラーゲンたっぷり。くたくたになった野菜が美味しくて、何杯もおかわりをしてしまいました。「農薬を使ってないからアクがでないんです」「安全な食事、これこそが『ご馳走』なのでは。何も言わなくてもお客様自身がそう感じていただけたら」と。すばらしい志のお宿だと思いました。
事務所で働いているみんなに申し訳ないと思いながらも、おなかも心も満たされ、幸せなひとときを過ごさせていただきました。
「あやべ吉水」は、昔ながらの民家をそのまま使い、ちょっと昔しの田舎のくらしを体験するお宿。ここではお客様に薪割りや食事の手伝いなどを体験していただくため、台所も廊下から見えて使いやすくなっております。来た人みんなが一緒に楽しめそうでした。宿の前の林や広い庭をどう利用しようかしら・・・と笑顔で話される女将さん。今度来ることがあったら、どんなふうに変わっているのだろうか・・・再来が楽しみなお宿です。
庭にとめていた車のボンネットに1匹の殿様バッタが・・・そのまま一緒に連れて帰ることにしました。蔵まで車にとどまっているかと思いましたが、舞鶴で下車したようでした。
通販担当 石田容子
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