日曜日の稲刈り体験会は東京や静岡、名古屋、大阪などから14名、私たち蔵から7名の総勢21名で楽しく行われました。

とはいえ、天気予報が外れ、午前中は雨。小雨がやんだと思ったらザーザーと大粒の雨になったりと、とても稲刈りできる状態ではありませんでした。そのため、午前中は里山や棚田の散策をしていただくことに。

09年稲刈り体験会1日目


≪稲穂の説明≫

この日は米作りリーダーの伊藤は休みで、今井が籾の話などを。二人とも、6年も米作りに携わっていることもあって、皆さんの質問には和やかにお答えできます。

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≪松尾の一本桜の棚田≫

その後は車に分乗していただき、若狭湾が一望できる、最も奇麗な場所へ。このときばかりは見事に雨が止んだこともあって、私たちも満足できる景色をみていただきました。

早めに昼食を摂っていただいていると雨が上がり、晴れ間が出てきました。いよいよ稲刈りの始まりです。

今井の説明の後、それぞれが腰にワラの束を結び、鎌を手に稲を刈っていただきます。

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≪手刈りの様子≫

午前中は作業できなかったこともあって、狭い田んぼを3枚のみ。

休憩後は・・・

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≪バインダーも≫

体験会初のバインダーも出動。皆さん、初体験だったようで楽しんでいただけたようです。実は、私自身、バインダーを使ったことはありません。いつも手で刈っているため。

このバインダー、ある程度の量を刈ると自動的に紐で縛ってくれるのです。だから作業が早い早い。大型のコンバインには到底敵いませんが、それでも手刈りよりはよっぽど早い。

今週末も2台のバインダーを使っていただく予定です。大丈夫、伊藤と今井がわかりやすく使い方をお伝えします。ぜひ、手を挙げて体験してみてください。

そして、天日干し。

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≪稲木に≫

高さ5m以上もある9段組の稲木に登って干していただきます。これ、簡単そうに見えますが、隙間なく、また同じ速度で乾かすためにはいろんなコツがあります。もちろん、作業中に落っこちないための足の使い方も。これらも丁寧に説明しますので、どなたでも体験していただけます。

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≪休憩≫

秋らしい、心地よい天気の中、稲木のカーテンの前で休憩していただきました。すごい成果です。

というのはウソで、こちらは近所の農家さんが1週間ほど前に干した稲。私たちの成果はわずか玄米40kgほどでした。

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≪記念写真≫

この日は天候に悩まされましたが、その分、上世屋の集落を散策していただいたり、今では希少な藤織りをご覧いただけました。これはこれで丹後の魅力を知っていただく時間になったことと喜んでいます。

今週末もたくさんの方に参加していただきます。事故がなく、楽しんで作業していただけるよう、蔵の者全員で準備してお待ちしております。皆さんにお会いできます事、楽しみにしております。

                   五代目見習い 彰浩