去年の8月、自転車で買い物に行った帰り、交通事故に遭って3か月以上も入院していた88歳の祖母、愛子。

4年ほど前から祖母と私は万願寺唐辛子を育て、通販で購入いただいたお客様にプレゼントしてきました。ひと夏、3か月で約300kgほど収穫したこともあり。7月から10月までは毎週2、3回は早朝7時に畑で待ち合わせ、2人で会話しながら収穫作業をしていました。

そんな祖母の交通事故は私たち家族にとって、大きな悲しみでした。高齢になってからの交通事故で、「もう歩けへんようになるんちゃうか」と心配しておりました。しかししかし、お酢をたくさん摂って、畑仕事をもりもりしていた祖母は強かった。劇的な回復力を見せつけました。お陰様で昨年11月に退院し、今は週に1回、タクシーで1時間ほどの病院まで一人でリハビリに通っております。杖もほとんどつかずに歩いて。

「退院したら、縄屋で美味しいもん食べよな」

という約束をすごく楽しみにしていたようで、何カ月も前から、

「何着て行こかな」

と母にうれしそうに話していたようです。

そして、週末、飯尾家と森家のみんなで、私たちの大好きな縄屋に行ってきました。あいにく、この日は私がハンドルを握ったため、お酒を飲むことはできませんでしたが、美味しくいただきました。祖母も大満足だったようで、焼き魚を持ち帰りにしてもらった以外はほとんど残さず、もりもり食べておりました。

そんな祖母との楽しい食事がこちら。

祖母の快気祝い


≪のどぐろのこ熟れ鮨≫

店主の吉岡さんのスペシャリテ。

のどぐろの皮目だけにパリっと火を入れ、脂と旨みを活性化したほんのり温かい切り身。それにつけるソースは、ご飯を富士酢プレミアムでコトコト炊いた、柔らかい食感と穏やかな酸味の寿司飯。

季節によって、いろんな魚でアレンジしてくれますが、のどぐろはこれまでで一番好きかも。これだけ食べに行く価値はあります。

祖母の快気祝い2


≪フキノトウ餅と蒸しアワビの吸物≫

春の生命力を感じさせる、フキノトウの心地よい苦み。搗きたてのお餅が揚げてありました。大人になったからこそ味わえる贅沢。祖母もすごく気に入ったようで、一気にぺろっと食べておりました。

他にも・・・

祖母の快気祝い3


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≪縄屋の料理≫

いくら美味しいとはいえ、88歳でこれだけの量を食べられるというのは元気な証拠。最高の食卓をつくってくださった縄屋の吉岡さん、ありがとうございました。

というわけで、元気になった祖母、愛子の写真をこっそりとご紹介します。

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≪愛子≫

あらたまって写真を撮られてるから、ちょっと表情が固いかな。

と、撮影終了と言われて、なごんだ表情がこちら。

祖母の快気祝い11


かわいい88歳の笑顔。

今年もがんばって、万願寺唐辛子と島オクラ、きゅうり、ナス・・・、一緒にいろんな野菜をつくるぞ。ご期待くださいね。

追記
たくさんのお客様から励ましのお手紙やメールなどのメッセージをいただきましたこと、心より感謝申し上げます。

        五代目見習い 彰浩