普段、インスタント食品はほとんど食べる機会がありません。カップラーメンの類もこの10年で1回か2回食べたくらい。

宮津には新鮮な魚や祖母のつくる野菜、「富士酢の米」があること、都会の人からするとすごく恵まれた環境なのかもしれません。

とはいえ、「今日は疲れたから、料理するのはイヤやなぁ」なんてことも、もちろんあります。かといって、外に食べに行くのもなぁ、ってときに重宝するのが、千葉産直サービスの缶詰シリーズ。

実は宮津には、缶詰界のエルメス(雑誌BRIOでロックフィッシュの間口さんが放った名言)、竹中缶詰のオイルサーディンがあります。14尾、16尾と整然と並べられたかたくち鰯の美味しさはたくさんの方がご存じだと思います。軽くあぶったバゲットにトマトと共にのせて食べたら、そらぁもう最高。

ただ、オイルサーディンはどっちかというとパンやパスタなどの洋風料理に合うイメージ。炊きたてのご飯と相性バツグンなのが、こちらのシリーズ。

千葉産直の缶詰


千葉産直の缶詰2


≪とろ三兄弟≫

いわし、さば、さんま、いずれも脂ノリノリですが、DHA(ドコサヘキサエン酸)やEPA(エイコサペンタエン酸)などの不飽和脂肪酸なので全く問題なし。

そして、これらの素晴らしいところが、添加物や添加物に準じたものを一切使っていないこと。さらに、よく写真をご覧ください。

魚に産地のシバリがあるんです。鰯や鯖は銚子港、秋刀魚は北海道、三陸沖。

そして、極めつけは、使っている調味料もまっとうなものだけ。

この缶詰だけで贅沢な一食になります。

まずは、とろイワシ。

実はこれ、丸々と太ったイワシが港に上がるタイミングが短いそうで、なかなかの貴重品だそうです。

千葉産直の缶詰3


だって、缶に2尾しか入っていません。どんだけのイワシ使ことんや。

千葉産直の缶詰4


≪調理例≫

調理というのもおこがましいのですが、祖母の畑でとったネギがあったので、一緒にさっと煮てみました。

  鰤大根的美味

イワシはもちろんですが、ネギの美味いことと言ったら。

千葉産直の缶詰5


≪サンマ≫

お次はサンマ。

これはそのままいただきましたが、これも野菜と一緒に煮たり、ちょっとプチトマト入れても美味いはず。

そして、とろ缶三兄弟でもっとも気に入ったのが、こちら。

千葉産直の缶詰6


≪とろサバ≫

これだけは水煮。少量の塩と純米富士酢で作られています。

この美味さを最も引き出す料理法を発見しました。

その前に、ほんの少しだけ醤油を垂らしたら、アツアツのご飯の上にどうぞ。

千葉産直の缶詰7


≪オン ザ ライス≫

22世紀になれば、この美味しさをバーチャル体験できるようになるのでしょうか。ってくらいに美味しい。

でも、この上があったのでした。

千葉産直の缶詰8


≪とろさば寿司≫

茶碗の中でほぐしつつ、富士酢プレミアムを回しかけるだけ。

青ネギとか茗荷の刻んだのも一緒に混ぜ込んだら、お客さんにも出せるクオリティ。

では、これはどこで買えるのかというと、大地を守る会のウェブストアや自然食品こだわりやさんです。

ミニとろイワシ、特に今年は最高に美味しいのだそうです。

とろサンマ、醤油味。

そして、本命の とろさば

大地を守る会は私が最も信頼している食品の宅配サービス会社のひとつです。
また、こだわりやさんは、関東地方に多数お店を持つ自然食品のお店です。(飯尾醸造のお酢も取り扱っていただいています。)
この缶詰シリーズをきっかけに、いろいろと試してみてください。

とろさば寿司、はまる人続出の予感がします。

           五代目 彰浩