先週末の9月22日(土)は稲刈り体験会。
当日は晴れ時々曇り、山の上の棚田は涼しい風が吹き、稲刈り日和でした。

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<<稲刈前の棚田>>

今回も日本全国、いや、世界から稲刈りにお集まりいただいた皆様は、27名。
最も遠くからの参加者記録を更新か。アメリカはサンフランシスコからご参加の方もおられました。
タイご出身の方もいらっしゃって、にわかに国際的になった上世屋。蔵人も入れると普段の人口の倍くらいの人数になるのでは、というお酢屋父の解説を聞いて、複雑な気持ちになりながらも作業スタートです。

まずはじめに米作り担当・伊藤と今井から稲刈りを教わります。

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<<伊藤、今井、稲刈り先生>>

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<<今井先生、稲をしばる>>

稲刈りはこのような手順で進めます。

1.カマで稲の束をザクりと刈り取る。
2.刈り取った3束のかたまりをふたつ作ったらそれを藁でひとくくりにする。(写真)
3.藁でくくった束を稲木に干す。

こう書くととても簡単な作業のようなのですが、それぞれの作業にコツがあるのですね。

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<<稲刈り中>>

手前に見えるのは、イノシシ除けの電気柵。
もちろんこの時、電気は切ってありますが、ものものしい。
これでも侵入されてしまって一部稲が倒れているところもありました。

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<<稲刈り中>>

今回もベテランの参加者さん揃い。
さわさわと風にそよいでいた稲がみるみるうちに刈られて無くなっていきます。

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<<稲を運ぶ>>

刈った稲の束がまとまってきたら、田んぼの外に運びます。
これがなかなかの重さで、肩にずっしりとくるのです。
6月の田植えの時には片手でつまめた稲がこんなにも成長したのだな、と感慨深い気持ちになりました。

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<<稲木に稲を干す>>

くくられた稲の束は、稲木のところまで運ばれて、干されます。
こうして天日干しされるお米は非常に貴重です。
普通は機械にかけて乾燥します。稲を干すこの稲木を用意するのも重労働ですし、場所を確保するのも大変ですから。

上世屋ではあちこちでこの稲木を見ることができます。
稲がいっぱいに干されている様子は美しいものですね。

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<<稲リレー>>

天日干しはこのように、稲をリレーで運んで。

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<<稲パス>>

最後の人が稲木の上に居る人に稲をパス。
稲の束は重さもあり、高いところまで飛ばすのはなかなか難しいものです。
よし「行け!」という気持ちでジャンプで届けます。
これは女性の場合。

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<<稲パス>>

でも彼は違いました。片手でひょいっと。
腕の長さの違いなんでしょうか。
同じことをしているのにものすごく簡単そうです。彼のだけ軽いのか?と思ってしまうくらいに。
さすが、from San Francisco。

上に居る人と下から投げる人のコンビネーションも大切です。
ご夫婦のペアだとやっぱり息が合ってましたね。

このようにして稲刈りも無事終わりました。
今回もベテラン参加者の方が多く、伊藤・今井が思っていたよりも作業がはやく進んだため、日曜日の参加者の方のためにとっておこう、と余力を残して早々に稲刈りを終了することに。

しかし、その夜中に大雨が降り、次の日の稲刈りは中止になってしまいました。
田んぼも稲も濡れてしまったので、日中雨が降らなくても稲は刈れなくなってしまったのです。
稲刈りを楽しみに宮津まで向かってくださっていた参加者の皆様には大変申し訳ありませんでした。

天気予報の確認はこまめにしなくてはいけないということと、今日できる仕事を明日に残さない、ということは今回の教訓でした。

残った分は今週末までになんとか蔵人で刈り終えられるようにがんばります。
台風が近づいているようで、その動きも注視しなくてはいけませんが。

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<<ペンション自給自足のお弁当>>

さて、最後におまけ。
こちらが稲刈りの本命の方もいらっしゃるかもしれませんね。
おなじみペンション自給自足のお弁当です。
今回もおいしかった。

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<<オープンカー>>

そして、稲木のあるところから田んぼまで、美女たちの送迎に活躍したのがこちらのオープンカー。

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<<ナンバー>>

ちゃんとナンバーだってついているんです。(ある方からの粋なプレゼントだそう)
あ、「イイオ」だ。
伊藤からは「イトー」です、と。
イイオとイトー、マルチに対応しております。

今回のメインイベント、稲刈りファッションショーの様子はまた別の記事で!
お楽しみに。

稲刈り体験会にご参加くださった皆様、ご応募くださった皆様、田植え体験会で稲を植えてくださった皆様、本当にありがとうございました。