無類の麺好き、特にうどんが。

宮津には、こんぴらうどんという名店があり、いつもお世話になっています。麺も出汁も天ぷらも、ホンマに美味くて美味くて。昼の4時間しか営業していないのですが、その裏側でご主人が素材に向き合い、技術の研鑽と試行錯誤の毎日を送っておられます。

では、家で食べるうどんはというと、「うどんと呼んでええんかなぁ」、と微妙ながら、大好きなのが長崎の五島うどん。なにが微妙かというと、椿油を使って延ばしていくことから、うどんよりも素麺に製法が近いのです。ちなみに、素麺は胡麻油で延ばします。

生まれてはじめて五島うどんを食べたのは2003年の秋、東京・白金台と目黒の間にあるanbai。喉ごしと食感のよさにびっくりしたことを憶えています。家が近かったため、これを目当てに通っていました。こういう食べ物ネタだけは記憶力がいいとよく言われます。

そんな衝撃の体験から早10年。昨年、父、毅が五島列島で買ってきてくれました。そして、ハマったのが、あみめん(半生タイプ)。

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≪味美麺 半生 200g≫

国産小麦と自然塩、そして五島産の椿油を使ったのどごしバツグンのうどん。

正直に言うと、五島うどんと手打ちうどんの製法をミックスした作り方のようです。小麦も製粉してから1週間以内のものを使っています。

私は冷たいのが好き。

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≪ざるうどん≫

濃いめのつゆにつけてズルっといくと最高。

でも、この時期はまだあったかい方がいいかもしれませんね。

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≪あったかいうどん≫

もちろん、やまつ辻田の七味と成清海苔店の秋芽一番摘み海苔と一緒に。

つゆにはほんの少しだけ、純米富士酢を入れるのがミソ。入ってるかわからない程度のほんの少しの酸味は、味に奥行きを与えてくれます。これが美味いんです。せっかくやから五島列島のあご出汁もいいですね。うちは煮干しですが。

あみめん工房の麺はこちらから購入できます。乾麺やギフトもあります。ただ、うちで取り寄せているのは味美麺。このサイトに載っているのは「あみめん」。その違いは、五島産の椿油を使っているかどうかのはず。こっちは五島産じゃないかも。

五島産の椿油を使った味美麺を欲しい方はあみめん工房さんに問い合わせていただければ。

      五代目 彰浩