「五感のチカラ」という連載の取材に来ていただきました。

今回は酢の香りがテーマだったので、富士酢プレミアムが生まれた経緯をお伝えしました。数年前、このブログでも紹介していますので、よかったらみてやってください。

高校を卒業した後、進学するのか就職するのか、またどんな学校や会社に行くのか、多くの人は進路に悩むはずです。一方で私自身はいずれ蔵を継ぐつもりでしたので、特に悩んだことはありません。継ぎたいと思ったこともなければ、継ぎたくないと思ったこともありませんでした。

というのが、高校に入学して間もない最初の参者面談で父が担任の先生に言った言葉がこれです。

東京農大の〇〇先生の研究室で、酢の香りの研究をさせたいんです。

今になって考えると、なんと明確な進路か。結局、父の思惑どおりに入学し、大学院の2年間は酢酸菌が作り出す香りの研究に没頭しました。そんなことも少し、紹介されるかもしれません。

修士論文


≪修士論文≫

富士酢プレミアムは、この研究とはまったく別のアプローチで開発しました。とはいえ、あの2年間があったからこその成果やと思っています。

今回の取材がちょうど卒業のシーズンだったこともあり、あの頃のことをなつかしく思い出しました。

       五代目 彰浩