飯尾醸造では年に3回ほど、みんなで食事します。地元で富士酢を使っていただいている料理屋さん、旅館さんに伺うこともあれば、蔵の離れで楽しむこともあります。

今回の宴は、田植えを無事に終えられたことを祝う「さなぼり」と新しい仲間(正社員2人とパート1人)の歓迎会を兼ねて。

で、久しぶりにテマパ(手巻き寿司パーティー)をポットラック(持ち寄り)形式でやりました。せっかくなので、五代目のお気に入り食材図鑑で紹介している食材をお取り寄せして、みんなで試食を兼ねて。

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≪飲み物≫

国産のスパークリングワインやエールビール、日本酒、ジンジャーエール、地元のみかんジュースなど。

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≪地元の刺身盛り合わせ≫

あのNARISAWAにも魚を卸している魚屋さんにつくってもらいました。

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≪根付きの鯵の酢締め≫

四代目、毅が近所の漁港で買ってきた鯵を富士酢プレミアムで締めてくれました。やわらかい酸味で美味しかった。

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≪鴨ロース≫

一湖房の鴨ロース、最高!

他に、合鴨deジンジャー(合鴨の肝の生姜煮)をアレンジしてつくったレバーペーストも絶品でした。

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≪国産ブラータ トウモロコシのソース 生ハムを添えて≫

SHIBUYA CHEESE STANDのブラータを使っています。生ハムもスペインのベジョータ。レストランの味でした。横浜の絶品イタリアン、ビコローレのマネやから美味しくて当然ですが。

そして、いよいよ蔵人が一品ずつ持ち寄った具でポットラックテマパが始まります。

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≪メニュー≫

今回は参加者19名の半分、9名が具を持ち寄りました。全員だと多すぎて食べ切れませんので。

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≪野菜の味噌ホイル焼き≫

1人ずつ1分ほどプレゼンしてから、全員に巻いて手渡します。

初参加の池田がトップバッター、初めてとは思えないクオリティーでした。

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≪鶏ロース≫

実は手間がかかっています。

まずは鴨ロース煮をつくり、その煮汁を使って鶏を煮たんだとか。ホンキです。

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≪焼き鯖の薬味塗り≫

ネーミングに「?」だったのですが、これはジェノベーゼ、つまりバジルソースだとか。

もちろんソースも手造りで。美味しかったのに名前がおしゃれじゃなかった。もったいない。

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≪おくら君と梅ちゃんの出会い≫

また変わったネーミング。

説明によると、おくら君と梅ちゃんの他にもうひとりいて、三角関係。誰か当ててくださいと。

答えはキュウリ。茹でたオクラに生のきゅうりを詰めて、パリッとした食感を出していました。お上手。

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≪ナスのからし漬け≫

ベテランの人はわかっています。

主役級の具ばっかりだと食べ疲れすることを。途中でさっぱりとしたのをはさむとリフレッシュしてまた美味しくいただけます。幹事さんも流れを熟知しているので、この順番。

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≪ローストポーク 苦瓜のジュレ≫

バーベキューマイスターの資格を活かして。苦みのきいたジュレが個性を放っていました。

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≪シャリボナーラ≫

リクエストに答えて、私めがつくりました。

これ専用に炊いたアッツアツの酢飯に24ヶ月熟成のパルメジャーノ・レッジャーノと生の卵黄、粗挽きの完熟黒胡椒を多めに。

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≪鶏と胡瓜の中華風ピリ辛≫

手巻きの具はなんでもOK。ゴマ油の効いた中華風の味付けときゅうりの食感でまた食欲が沸いてきます。

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≪サラダパン 手巻きすしヴァージョン≫

滋賀県人のソウルフードが出てきました。たくわんとコーンをマヨネーズで合えたもの。パンにはさむ具をアレンジするのも楽しい。

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≪ネパール風サロジカレー≫

ネパール人直伝、猪肉を使ったカレー。契約農家さんからもらった肉だとか。実は辛口と甘口の2種類つくってくれたのですが、甘口の方が辛かったという逆転現象。

以上、全9種類を食べたあとは全員が目をつぶって投票です。ベスト3には賞品が進呈されました。

  第3位 鶏ロース

  第2位 おくら君と梅ちゃんの出会い

  第1位 サラダパン 手巻きすしヴァージョン

優勝者には国産スパークリングワインが進呈されましたが、和室ということもあってシャンパンファイトは行われませんでした。

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≪あいさつ≫

新しい仲間がそれぞれ挨拶。昔から「同じ手巻きを食った仲」ということわざがあるように、距離が縮まったような気がします。

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≪久保田のアイス≫

私が愛して止まない久保田食品の無添加アイスを食べて、楽しい宴は終わりました。幹事さん、お疲れ様でした。

飯尾醸造の蔵人テマパ、会を重ねるごとにレベルが上がってきています。いつか、お客様を招いて蔵人テマパを開催したいと考えています。ご期待ください。

       五代目 彰浩