ゴールデンウィーク前半は、夏を思わせるような好天に恵まれました。
毎年4月最終の土日は、『加悦谷祭り』が盛大に行われます。

初日は町内各所に幟を立てるところから始まりますが、太陽の光に照らされてはためく幟に
気分も高揚してきます。
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私が住む与謝野町後野区宮本町、今年は「子供歌舞伎」の上演はありませんでしたが、
4月初旬から練習してきた囃子を芸屋台の上で披露しながら町内をまわります。
祭礼が始まるまでは子供の囃子を大人達が太鼓や笛でより一層盛り上げます。
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昔は平日に行われていた加悦谷祭りは、都会に住む人たちにもたくさん参加してもらえるようにと
今は4月の最終土日に変更になりましたが、それでも屋台を引っ張る人手が少ないことから
昨年から関西の学生ボランティアの参加が始まり、今年も10名ほどの大学生が参加してくれました。
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子供屋台が賑やかに巡行したあとは、祭礼が始まります。
区の神社役をされている方は礼服で、その後ろから合計4基の屋台が連なって区内を巡行します。
江戸時代中期から伝わる芸屋台は京都府登録民俗無形文化財、与謝野町指定文化財にも登録されており、
子供屋台の賑やかさとは一転して、厳かな雰囲気に包まれます。DSC_0233

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町内の巡行が滞りなく終わると氏神様である愛宕護(あたご)神社に芸の奉納をおこないます。
宵宮は日が沈んでからライトアップされる中での奉納になるので、日中の喧騒とは打って変わって
幻想的な雰囲気に包まれます。
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町内が一体となった春祭りも終わり、初夏を迎える丹後地域ですが、
5月15日には最後のトリを飾るべく『宮津祭』が行われます。
田舎の祭りを肌で感じたい方は、まだ間に合いますのでぜひ宮津へお運びください。

法人担当:加古川