2014年入社 調合濾過担当 坪倉 貴正

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私は入社5年目になります。現在は調合濾過という部署を担当しています。調合濾過という部署は、お酢を濾過したり、出汁をとったり、原料を投入して実際に製品を仕上げる部署で、瓶に詰めるまでの最終工程の部署でもあります。
私は入社して2ヶ月後に調合濾過の部署に配属になり現在に至ります。
調合濾過の醍醐味は、やはり自分が調合した製品が瓶に詰まって出荷され世に出るというところだと思っています。私自身、そこにやりがいを感じています。
しかし、もう一つの側面もあります。自分が調合した製品が瓶に詰まって世に出て、実際にお客様の口に入るということは、違う見方をすれば非常に怖いことでもあります。そういった意味で常に緊張感があります。

飯尾醸造はどんな会社なのか。
私は5年前にUターンで帰ってきた際にたまたま見つけた飯尾醸造の求人を見て応募し、採用されました。
飯尾醸造がお酢を作っている会社ということは分かっていましたが、詳しい活動内容は分からないまま入社しました。
入社して驚いたことは、モノ作りに対する徹底っぷり。
お酢の原料はお米です。お米からお酒を作り、そのお酒をもとにお酢を作ります。飯尾醸造ではこのすべての工程を自社で行っており、作っているお米も無農薬で、除草剤も使わずに作っています。ここまで徹底してモノ作りをしている会社というのはなかなかないと思います。

製造業なので基本的にはモノを作るのが仕事です。しかし、一般的な製造業の会社と大きく違うのは、飯尾醸造のお酢を使ってくれている方に会う機会が多いというところです。例えば、普段の蔵案内であったり、年に2回行われる田植え体験会と稲刈り体験会などです。そこで実際に飯尾醸造のお酢を使ってくれている方と会って話すことによって、どんな人がどんな思いで飯尾醸造のお酢を使ってくれているのか知ることができます。それを知った上で普段の業務に取り組む。どんな人が使ってくれているのかを知った上でモノを製造することってすごく大事なことだと思っています。そこが一般的な製造業の会社との大きな違いではないでしょうか。

また、私は飯尾醸造が去年7月にオープンした南イタリアレストラン「aceto」で時々サービスもします。
お酢屋に入社して、まさかイタリアレストランでサービスをするなんて思ってもいなかったですが、やってみるとなかなか楽しくて刺激的です。

1つの仕事に専念するのではなく、色々なことをやってみたいと思っている人にとってはおもしろい会社だと思います。
色々と書きましたが、飯尾醸造ライフをどう楽しむかは、最終的にはあなた次第です。
一緒に働ける日を楽しみにしています。