お盆を境に朝晩は過ごしやすくなるのが、宮津に越してからの実感。でしたが、今年はまだまだ厳しい暑さが続きます。特に衛生上閉め切らざるを得ない、製造ラインを中心とした蔵の現場は。
そんな現場にとって一番怖いのは熱中症。
衛生面と両立しながら、室内温度上昇を抑える仕組みを模索したり、個々人を冷やす部材を導入したりしています。
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充填室は39℃!湿度は低めに見えますがこれは相対湿度(=空気中に最大限含める水蒸気量に対しての値)なんで、温度上昇に反比例して数値は小さくなります。絶対値は高いので体感は湿度90%以上IMG_20200820_133711
昆布鰹出汁をとる濾過調合担当の坪倉IMG_20200820_133810
異物除去用のフィルターを調整する製造ライン担当の市川IMG_20200820_135314
業務用20Lを運ぶ出荷担当の山添。富士酢製品は50℃〜80℃程度で容器に充填する為、保管倉庫は外部気温より3℃以上高いことも。
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フォークリフトを2種導入して、なるべく肉体労働を減少。結果、女性パートさんも出荷に従事できるようになりました。みんなが着ている青ベスト、肋骨に見える部分にジェル入っていて、水に浸すと72時間気化熱によるクーリング効果を謳うもの。10年以上類似のものを試しては、使い勝手や作業性に影響が出て浸透しませんでした。これはまあまあ軽くて柔らかい。いいもの探し出した坪倉GJ!(ステマじゃないよ)
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そして、欠かせないのが自社製熱中症対策ドリンク!砂糖4%、塩0.3%、紅芋酢を足すことで塩分が気になりにくく。砂糖と同量くらいが飲みやすい。大量の汗をかく現場ではこれが美味しく感じる。デスクワークだとちょっとしょっぱく感じるかも。
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蔵人カンパでかき氷機も購入、昼休みに体の中からクーリング。ソースはもちろん梅べにす。

蔵人や蔵パートさんの汗が富士酢の品質を支えてると自負しております。

                              蔵人頭 秋山