先日、ご案内しておりました『純米富士酒』の予約をスタートします。

純米富士酒 360ml 2,200円(税込)
原材料 : 米、米麹、米酢
米の品種 : コシヒカリ
精米歩合 : 麹米80% 掛け米85%
米の詳細 : 京都府丹後産100% 化学農薬・化学肥料不使用栽培
ご存知の通り、飯尾醸造では、
(無農薬栽培の)米作り → 酒造り → 酢造り
を一貫して行ってきました。
一方で、ウチのようなものづくりは酒税法から外れていたようです。6年ほど前に突然、国税庁から酒税法に抵触していると警告を受けました。その背景には、第二次世界大戦中から戦後数年間は米からお酢を造ることが禁じられた時代があったこと。また、1970年代までは発酵していない合成酢が醸造酢よりもたくさん流通していたことが関係していると考えています。
つまり、お酢屋が自社の酒蔵で酒を醸してから酢を造る文化がなかったわけです。
そんなこんなで、ウチのようなマイノリティーにとっては、なかなかに厳しい法律が立ちはだかっていました。一般的に法改正は業界団体が一丸となって陳情するわけですから、今回のように全国でウチだけの問題に対して昨年、酒税法を改正いただけたことは奇跡かもしれません。
それまでの数年間は、その他の醸造酒の免許を取得し、毎年1,000万円近い酒税を払いながら、これまでどおりの酢造りを続けてきました。
そこで、はて? と考えたわけです。
酒税を払っているってことは、お酒としても販売できるはずだと。
とはいえ、ウチはあくまでお酢屋ですから、富士酢製品をウチの通販で直接ご愛顧いただいてきたお客様だけにお味見していただくことが目的です。というわけで最大でも500本程度しか瓶詰めしません。
美味しいお酒を飲みたい方は全国にあるすばらしい酒蔵さんのものを召し上がっていただき、あくまで
富士酢の秘密を体験していただけたら嬉しいです。
ちなみに、専門的なことを申し上げますと、日本酒の製造には大きく分けて2つの方法があります。
1.生酛造り
空気中の乳酸菌が繁殖することによって、液体(モロミ)のpHを酸性にして雑菌汚染を防ぐ
2.速醸法
醸造用乳酸をモロミに添加することによって、pHを酸性にして雑菌汚染を防ぐ
飯尾醸造では、このどちらでもありません。
3.『純米富士酢』をモロミに添加することによって、pHを酸性にして雑菌汚染を防ぐ
つまり、酢の原料となる酒を造るために酢を使う。

≪酢の原料酒に添加するための純米富士酢≫
なんだか禅問答のようですね。
単純に醸造用乳酸という人工的につくられたものを使いたくなかったんです。
また、生酛造りのように醸造日数が読めないのも困ることから、20年以上もこの方法で原料酒を造ってきました。
そして、今回のお酒に使用するお米は、すべてコシヒカリ(普段は麹用に五百万石をつかっています)。また、そのほとんどが契約農家ではなく、私たち蔵人がつくった米です。
ちなみに去年、今年はacetoの3人も田植えや稲刈りに大活躍してくれました。
そんなこんなで、みんなの想いの詰まったお酒です。





ご注文に関しては下記をご覧いただき、対象となるお客様に限ってご予約いただけますでしょうか。
1.2021年12月31日以前からの飯尾醸造公式通販サイト会員様
且つ
2.二度以上、公式通販サイトからご注文いただいているお客様
なお、おひとり様2本までとさせていただきます。
今回はクール便にてお届けしますため、他の商品と同梱できます。
お届けは、3月2日以降を予定しております。
ご注文はコチラからお願いいたします。
純米富士酒を楽しんでいただけますように。
※世に出ないお酒であることに間違いありませんが、美味しいお酒は日本中にたくさんあります。
くれぐれも過度の期待はなさらないようお願いいたします。
五代目当主 彰浩

純米富士酒 360ml 2,200円(税込)
原材料 : 米、米麹、米酢
米の品種 : コシヒカリ
精米歩合 : 麹米80% 掛け米85%
米の詳細 : 京都府丹後産100% 化学農薬・化学肥料不使用栽培
ご存知の通り、飯尾醸造では、
(無農薬栽培の)米作り → 酒造り → 酢造り
を一貫して行ってきました。
一方で、ウチのようなものづくりは酒税法から外れていたようです。6年ほど前に突然、国税庁から酒税法に抵触していると警告を受けました。その背景には、第二次世界大戦中から戦後数年間は米からお酢を造ることが禁じられた時代があったこと。また、1970年代までは発酵していない合成酢が醸造酢よりもたくさん流通していたことが関係していると考えています。
つまり、お酢屋が自社の酒蔵で酒を醸してから酢を造る文化がなかったわけです。
そんなこんなで、ウチのようなマイノリティーにとっては、なかなかに厳しい法律が立ちはだかっていました。一般的に法改正は業界団体が一丸となって陳情するわけですから、今回のように全国でウチだけの問題に対して昨年、酒税法を改正いただけたことは奇跡かもしれません。
それまでの数年間は、その他の醸造酒の免許を取得し、毎年1,000万円近い酒税を払いながら、これまでどおりの酢造りを続けてきました。
そこで、はて? と考えたわけです。
酒税を払っているってことは、お酒としても販売できるはずだと。
とはいえ、ウチはあくまでお酢屋ですから、富士酢製品をウチの通販で直接ご愛顧いただいてきたお客様だけにお味見していただくことが目的です。というわけで最大でも500本程度しか瓶詰めしません。
美味しいお酒を飲みたい方は全国にあるすばらしい酒蔵さんのものを召し上がっていただき、あくまで
富士酢の秘密を体験していただけたら嬉しいです。
ちなみに、専門的なことを申し上げますと、日本酒の製造には大きく分けて2つの方法があります。
1.生酛造り
空気中の乳酸菌が繁殖することによって、液体(モロミ)のpHを酸性にして雑菌汚染を防ぐ
2.速醸法
醸造用乳酸をモロミに添加することによって、pHを酸性にして雑菌汚染を防ぐ
飯尾醸造では、このどちらでもありません。
3.『純米富士酢』をモロミに添加することによって、pHを酸性にして雑菌汚染を防ぐ
つまり、酢の原料となる酒を造るために酢を使う。

≪酢の原料酒に添加するための純米富士酢≫
なんだか禅問答のようですね。
単純に醸造用乳酸という人工的につくられたものを使いたくなかったんです。
また、生酛造りのように醸造日数が読めないのも困ることから、20年以上もこの方法で原料酒を造ってきました。
そして、今回のお酒に使用するお米は、すべてコシヒカリ(普段は麹用に五百万石をつかっています)。また、そのほとんどが契約農家ではなく、私たち蔵人がつくった米です。
ちなみに去年、今年はacetoの3人も田植えや稲刈りに大活躍してくれました。
そんなこんなで、みんなの想いの詰まったお酒です。





ご注文に関しては下記をご覧いただき、対象となるお客様に限ってご予約いただけますでしょうか。
1.2021年12月31日以前からの飯尾醸造公式通販サイト会員様
且つ
2.二度以上、公式通販サイトからご注文いただいているお客様
なお、おひとり様2本までとさせていただきます。
今回はクール便にてお届けしますため、他の商品と同梱できます。
お届けは、3月2日以降を予定しております。
ご注文はコチラからお願いいたします。
純米富士酒を楽しんでいただけますように。
※世に出ないお酒であることに間違いありませんが、美味しいお酒は日本中にたくさんあります。
くれぐれも過度の期待はなさらないようお願いいたします。
五代目当主 彰浩
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