降った雪が溶けたと思ったら、今朝20cmの積雪、またもや辺りは銀世界になりました。
腰にカイロを張って寒さに負けないようにしている酢造りの相見です。
本社の第二駐車場にあるみかんの木も何回目かの雪化粧。
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さて十日程前に酢造りの和田のブログにありましたが、紅芋酢の発酵が終わり、綺麗にタンクを洗浄(心をこめて手洗い)してくれたタンクで紅芋酢の仕込です。
タンク内に種酢(紅芋酢)、酒造りチームが醸してくれた紅芋の醪と水を入れ水中攪拌機で全体をなじませます。
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次に石英ヒーターをタンク内に取り付けることにより、翌日には表面温度を酢酸菌(アルコール分を酢に変えてくれる菌)に良い温度にします。
分かりますか?仕込タンクから白い湯気が出ているのが、蔵の中が寒い冬の時期にしか見れないんです。
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表面温度もOK,いよいよ植菌(他のタンクで元気に発酵している酢酸菌の膜を浮かべる)です。
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元気な菌膜をA4サイズの網ですくい取り、新たに仕込むタンクに優しく、そおっと網を揺らしながら液面にうかべます。(元気に発酵してくれよ)
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この酢酸菌の膜がタンク全体に広がり発酵がはじまります。
我ながら上手く浮かべることが出来たので思わずVサインをしてしまいました。
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この紅芋酢が出来上がるのは、冬を越し、春が来て‥‥ 長い旅が始まります。
まだまだ寒い日がつづきますが酢造り二人、力を合わせて醸していきます。

  酢造り 相見