寝ている時だけじゃなく、起きている時も夢を見て生きていたい。
皆さまこんにちは。酒造り担当の藤本です。
今回は富士酒の裏話を紹介します。
想いが溢れすぎて長文になってしまいましたが、最後まで読んでいただけたらとても嬉しいです。
ラベルの裏話
あまり知られていないと思うのですが、じつは2年前にインスタグラムの個人アカウントでプロトタイプが紹介されていました。もちろん中身はお酢なのですが。
純米富士酢のラベルの「乍」を切り貼りしてさんずいを作ったら面白いかなと思い、年末休みに遊びでつくったものがまさか実際の商品ラベルに採用されるなんて嬉しいやら恥ずかしいやら。
そして「幻の酒 今のところ。」と書いています。
幻ではなくなり、夢が現実になり、少し夢心地な私がいます。
蔵人の裏話
振り返ると蔵人の今井との付き合いは長く、19年もの間一緒に酒造りをしてきました。
17年前に杜氏として酒蔵を任される事になり、がむしゃらに造りに向き合う私を、今井はいつも陰で支えてくれてました。
喧嘩をした事はありませんが、共に笑ったり、悩んだり、苦しんだり、喜んだり。
そんな今井はいつも控えめで裏方に回るので、今回のプロジェクトに関しては今井に任せて、私は陰で支える側に徹しようと決めていました。
でも陰で支えるって難しいですね...
いつも支えてくれていた今井のありがたみを今までで一番感じました。
そして昨年の3月、私はこんな事をブログに書いておりました。
今年は酒蔵に色々と設備を導入したけれど、それを扱うのは人。
いくら設備を導入しても、人が成長しなければ良いものつくりは出来ない。
「醪造りは人つくり」という気持ちで、既に来期に向けての計画を立てております。
まだまだやらなければならない事が盛り沢山です。
この1年間それを意識し自分なりに準備をして今年の酒造りに挑みました。
新人の橋本と三原を迎え、新しいチームでなんとか造りのピークを越えましたが、人を信頼して任せる事の難しさと、チームでつくり上げていく仕事の楽しさと喜びを改めて経験しました。
<今年の酒造りを支えてくれたメンバー>
また米つくり担当の伊藤も今回のプロジェクトをとても喜んでくれました。
というのも「自分たちで作ったお米だけで酒を醸したいね」という話を5年以上前からしていたのです。
それがようやく実現したのですから、きっと伊藤にとっては富士酒のアミノ酸数値以上に濃い思い入れがあったのだろうと思います。
ちなみにアミノ酸の成分が多いと日本酒の場合は雑味となるのであまり好まれませんが、お酢にとっては旨味となるので、飯尾醸造のお酒は一般の日本酒よりもアミノ酸の数値が随分と高いのです。
即ち純米富士酒は美味しく飲むために造られたお酒ではなく、美味しいお酢にするために造られたお酒なのです。
故にこのお酒の味があの純米富士酢の味に変わるんだなぁと想像しながら飲んでいただくと、一層楽しんでいただける様に思います。とは言うものの美味しいと言っていただけると造り手としてはとても嬉しいですけどね。
個人的な裏話
じつはそんな純米富士酒を私はまだ飲んでいません。
酒造りが終わり桜が咲きだす4月頃に帰省して、父にお供えをしてから口にしたいと思っています。
あと1ヶ月、みんなで頑張ってええ酒醸します。
酒造り担当 藤本
皆さまこんにちは。酒造り担当の藤本です。
今回は富士酒の裏話を紹介します。
想いが溢れすぎて長文になってしまいましたが、最後まで読んでいただけたらとても嬉しいです。
ラベルの裏話
あまり知られていないと思うのですが、じつは2年前にインスタグラムの個人アカウントでプロトタイプが紹介されていました。もちろん中身はお酢なのですが。
純米富士酢のラベルの「乍」を切り貼りしてさんずいを作ったら面白いかなと思い、年末休みに遊びでつくったものがまさか実際の商品ラベルに採用されるなんて嬉しいやら恥ずかしいやら。
そして「幻の酒 今のところ。」と書いています。
幻ではなくなり、夢が現実になり、少し夢心地な私がいます。
蔵人の裏話
振り返ると蔵人の今井との付き合いは長く、19年もの間一緒に酒造りをしてきました。
17年前に杜氏として酒蔵を任される事になり、がむしゃらに造りに向き合う私を、今井はいつも陰で支えてくれてました。
喧嘩をした事はありませんが、共に笑ったり、悩んだり、苦しんだり、喜んだり。
そんな今井はいつも控えめで裏方に回るので、今回のプロジェクトに関しては今井に任せて、私は陰で支える側に徹しようと決めていました。
でも陰で支えるって難しいですね...
いつも支えてくれていた今井のありがたみを今までで一番感じました。
そして昨年の3月、私はこんな事をブログに書いておりました。
今年は酒蔵に色々と設備を導入したけれど、それを扱うのは人。
いくら設備を導入しても、人が成長しなければ良いものつくりは出来ない。
「醪造りは人つくり」という気持ちで、既に来期に向けての計画を立てております。
まだまだやらなければならない事が盛り沢山です。
この1年間それを意識し自分なりに準備をして今年の酒造りに挑みました。
新人の橋本と三原を迎え、新しいチームでなんとか造りのピークを越えましたが、人を信頼して任せる事の難しさと、チームでつくり上げていく仕事の楽しさと喜びを改めて経験しました。
<今年の酒造りを支えてくれたメンバー>
また米つくり担当の伊藤も今回のプロジェクトをとても喜んでくれました。
というのも「自分たちで作ったお米だけで酒を醸したいね」という話を5年以上前からしていたのです。
それがようやく実現したのですから、きっと伊藤にとっては富士酒のアミノ酸数値以上に濃い思い入れがあったのだろうと思います。
ちなみにアミノ酸の成分が多いと日本酒の場合は雑味となるのであまり好まれませんが、お酢にとっては旨味となるので、飯尾醸造のお酒は一般の日本酒よりもアミノ酸の数値が随分と高いのです。
即ち純米富士酒は美味しく飲むために造られたお酒ではなく、美味しいお酢にするために造られたお酒なのです。
故にこのお酒の味があの純米富士酢の味に変わるんだなぁと想像しながら飲んでいただくと、一層楽しんでいただける様に思います。とは言うものの美味しいと言っていただけると造り手としてはとても嬉しいですけどね。
個人的な裏話
じつはそんな純米富士酒を私はまだ飲んでいません。
酒造りが終わり桜が咲きだす4月頃に帰省して、父にお供えをしてから口にしたいと思っています。
あと1ヶ月、みんなで頑張ってええ酒醸します。
酒造り担当 藤本
コメント
コメント一覧
そーっと見せてもらった気分です
もう一度 デザインの講座で
言った事
謝らせてください
ありがとうございます。
これからもチーム力を発揮して良い醪醸します。
謝るだなんてとんでもないです。
いつも応援してくださりありがとうございます。
コメントいただきありがとうございます。
とても嬉しいです。
これからもわくわくしていただける様な商品を目指して醸していきます。