『村田堂』の不思議

宮津駅前にある『村田堂』。
洋服店傍ら喫茶や輸入菓子など扱う、心地よい品の漂うお店です。
僕はここの“どらやき”がどうにも気になり、心の中に残ります。
こちらへお越しの際、一度食べてみていただけたらと思います。
ちょうど良い大きさの“どらやき”を。

味わう不思議。
何か思い出させてくれる様な懐かしさがあります。
五感を通し、心の思い出の旅に連れていってくれる、感じる人にはきっとそんな感覚です。
宮津市日ケ谷村で育てられた大納言小豆のみを使用して作られています。
舟屋のある伊根町特産まぼろしの小豆『薦池大納言』収穫地のお隣村からその小豆はやってきます。
それを『村田堂』でゆーっくり、ていねいに丁寧に。
こうして”どらやき”は出来上がります。




店内の不思議。
元々は京丹後市でご婦人用アパレル店を営まれておりました。


その際ご来店いただいたお客様にコーヒーを楽しんでいただいたのが『村田堂』のはじまり。
当初は誰でも簡単に本格コーヒーが作れるとの理由で、エスプレッソマシーンを購入したそうです。



あれから２５年。
宮津に移り丁寧な仕事がたくさんの人を癒しています。
少し照れ屋ですが、落ち着いて丁寧に言葉を選び優しい口調でお話してくれるマスターがいます。




感じる不思議。
主張しない優しいこだわりが随所にちりばめられた好いお店です。



デンマーク産のテーブル



イタリア製のスツール
（大阪のイタリアン『ピアノピアノ』には別色スツールが採用されているそうです）



チーク材の床は経年による優しい美しさがありとても良い。


おまけに無機質なイタリア産のトイレ。




『村田堂』。
どうぞゆっくり、心静かに味わってみてください。
そして一度食べて、何か感じられた方。
きっと、ここ宮津・京丹後地方にご縁があるのだと思います。

販売部 Haruki