仁井田本家と大木代吉本店へ酒造りチーム3人で蔵見学に行ってきました。

両蔵共に普段からよく飲んでいる銘柄なので、今回の見学も興味深々でした。

しかし福島県は遠い!

宮津からだと78時間かかってしまいます。

もう移動だけで1日仕事。

折角学ぶ機会をいただいたので、今期の仕込みに活かせる様にインプット、インプット。


蔵見学01
〈試飲後の記念撮影で若干顔が赤いかも〉

仁井田本家

創業312年の歴史あるお蔵で「にいだしぜんしゅ」「おだやか」が代表的な銘柄です。

とにかく取り組みが素晴らしいです。

次世代のために地元の田んぼ60町歩を全て自然田にする事を目標に掲げておられます。

また水を守るため木桶を利用する事で林業にも関わっておられます。木桶も地元の大工さんに徳島まで修行に行ってもらい、まだ完全ではありませんが自給自足を目指しておられます。

蔵人の皆さんは酒造りの期間以外は基本的に田んぼ仕事をされているらしく、月に一回の蔵イベントなどもあり、蔵人さんとはあまりお話しする機会がなかったのですが、素晴らしいチームワークを発揮されている事は想像に難しくないです。

試飲もさせていただきましたが、生酛仕込みによる力強く奥行きのある美味しさでした。まさにホンマもんのテロワールを体現されてます。

そしてお土産にお酒をたくさん買ってしまいました。

また妻に怒られるなぁ。

蔵見学02
大木代吉本店

代表的な銘柄は「自然郷」「楽器正宗」飯尾醸造でも取り扱いのある「こんにちは料理酒」です。

昨日は朝の7時から麹造りの作業に参加させていただきました。基本的に酒造者は酒造り期間が被ってしまうので作業に立ち会える事はあまりなく、とても貴重な体験をさせていただきとても嬉しかったです。こんな機会を作ってくださった大木様には本当に感謝しかありません。省力化とデータでの数値管理のバランスが素晴らしくとてもピュアな味わいのお酒を醸されています。仕事も丁寧で今期の仕込みに応用できそうな情報をたくさんいただきました。


両お蔵に伺って感じたのは常に新しいチャレンジをされてるなと。私達も企業理念に添いつつ新しい何かにチャレンジしなくてはと思いました。


アウトプット大全という本によるとインプット30%アウトプット70%の割合で実践しないと駄目らしいので、頑張ってアウトプットしていきたいと思います。



酒造り担当 藤本