どうも地元大好き市川です。

美しい風景で知られる宮津が誇る日本三景。

「天橋立」
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しかし、その天橋立によって隔てられた内海の阿蘇海では、悪臭や景観破壊が問題となっています。


その原因は牡蠣の殻。


今日はそんな牡蠣殻と闘う人々のお話です。


近年、阿蘇海において牡蠣の異常繁殖が生じ、海面を超えて牡蠣殻が堆積し「牡蠣島」が形成されており、問題となっています。
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これにより、悪臭や景観の悪化、牡蠣の侵食によるアサリ漁場喪失、船舶運航への支障など、多くの課題が生じています。

この牡蠣島が、夏場は直射日光に長時間さらされ、生乾き状態になり、また、気温も高いことから腐ってしまい、悪臭を放つ。
冬場は、海面の高さが低くなるため、牡蠣山が露出して天橋立の景観を破壊している。

さらに、牡蠣山は阿蘇海の隣の宮津湾との海水の循環をも妨げている。その結果、生き物の生態系に悪影響を与えているのだ。

そんな環境を改善するために、全国各地の大学生(IVUSA NPO法人国際ボランティア学生協会)が平成27年から、阿蘇海環境づくり協働会議と連携し、阿蘇海でのカキ殻回収活動の他、阿蘇海流域河川の清掃活動や海岸清掃、子ども向け環境学習会などに取り組んでいます。
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そんな大学生たちの取組の一つの子ども向け学習会にスポーツクラブの子どもたちと飯尾醸造からも庄司親子、和田親子、橋本親子と共に参加してきました。

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内容は体験しながら阿蘇海の環境について学ぶ


スケジュール
13:55 文殊公会堂集合
14:00 大学生自己紹介
    フリップで阿蘇海の現状と課題を説明
14:15 海へ移動する
14:25 阿蘇海と宮津湾を観察
14:40 海→公会堂へ移動
14:50 休憩
15:00 実際に見て感じた阿蘇海と宮津湾の違いを絵にかく
15:20 カキ殻を使ったフォトフレームの作成
15:50 まとめ
16:00 学習会終了
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子どもたちも最初はソワソワしていたものの、すぐに大学生と打ち解け、時間ギリギリまで、作品作りに没頭したりして楽しんでいました。

何より大学生が子どもたちに一生懸命伝えようとしたり、楽しんでもらおうとする姿に、私自身とても良い刺激をもらいました。

私は天橋立の近くに住みながら、遠くに住む大学生が宮津の環境問題を考え、行動しているなんて全然知らず、地元民として少し恥ずかしい気持ちに、、、

地元からの参加者は私たちのグループ以外にはおられなかったので、地元と大学生が連携できる仕組みができればもっと良いのになと感じました。
中と外から環境問題を改善できる仕組みができ、少しでも輪が広がるように微力ながら今後もサポートしていきたいと思います。


毎年3月頃と9月頃の2回活動しておられるので、興味のある方は是非!



瓶詰めライン担当 市川