こんばんは。見習いの三です。
突然ですが「宮古バブル」って聞いたことありますか?
私は昨年11月に出張で「地域創生トレーニングセンタープロジェクトin宮古島」に参加した際に初めて知りました。
みなさんご存知かもしれませんが、沖縄県宮古島市では2018年から2019年にかけて、観光客数増加と、それに伴うホテルなどの建設ラッシュによって急激な家賃高騰、地価上昇が起こりました。
そんな宮古島で活躍されている方に案内していただきながら、建設ラッシュが行われている現状や観光客急増に関わったところを視察しましたので、そのお話をしたいと思います。
沖縄県宮古島市は飯尾醸造から約1500キロ離れた所にある大小6つの島からなりたつ人口55,000人の小さな島です。
その大小6つの島を結ぶ1つが伊良部大橋です。

伊良部大橋は2015年に開通しました。宮古島と伊良部島を結ぶ3,540メートルの橋で、無料で通行できる橋としては国内最長です。SNS映えする撮影スポットとして話題となり、観光客に人気のスポットです。開通前までの宮古島市の観光客数は40万人前後でしたが、開通後は50万人と10万人も増え、島の観光客増加に大きく影響を与え続けています。
次に下地島空港です。この空港は伊良部島にあり、伊良部大橋を使わなければ行くことのできないところです。

もともとはパイロットを養成させるための訓練用の空港でした。
県が使われなくなった下地島空港の利活用をする民間事業者を募集し、三菱地所が名乗りをあげ、2019年3月に国際空港として開港しました。
下地島空港ができたことにより、年間30万人近くの人が利用するようになりました。
三菱地所がここ5年間で1000億円近くの投資を行ったことで、他の企業も後につづきリゾート開発など開拓しています。
ヒルトン沖縄宮古リゾートです。

2023年6月に三菱地所と鹿島建設が初めて開発したビーチリゾートホテルです。329室ある客室は全室伊良部大橋を眺められるプライベートバルコニー付きで、ホテルと同じ敷地内には社員寮も設置されています。
0.3から30。
この数字なんだと思いますか?
この数字、宮古島の坪単価なんです。坪単価3千円から100倍の30万円になりました。
ちなみに宮津市の市街地は坪単価10万円ほどだそうです。
伊良部大橋や、本島からの直航便などのインフラ設備が整ったことで観光客が増え、島外からの企業が土地を買い求め、リゾートホテルなどの建設ラッシュを引き起こしました。作業員をはじめとした働き手が増加し、働き手の住居が不足して、需要に対し供給が追いついていない状態にもなりました。その影響があり、地価を上昇させています。
ちなみにヒルトン沖縄宮古リゾートに社員寮があるのはこの影響があるためです。
観光客数が急増し続ける宮古島ですが、昔は観光客などほとんど来ない田舎の離島だったそうで、ここ数年でインフラ設備が強化され、ガラッと変わったそうです。
それから、観光客数は増えているのですが、まちにお金が回っていないそうで…
リゾートホテルなど施設の中で娯楽が完結してしまうという現実もありました。
今回宮古島を訪れ、観光の部分ではまちの発展に寄与されている反面、まちづくりをするにあたって地元住民が置き去りになっていると感じました。
観光は地域を支える重要な役割ですが、栄えすぎると今いる住民にとって住みにくいまちになりかねないのだと思います。
宮津市もこれから少しずつ発展していくと思います。発展していくにあたり大切なのは地元住民も参加するということだと思います。
今の自分が住む宮津のまちに対してできることは、残していきたいと思うお店にお金を落とすこと。
まちにお金を回すことから始めていきたいと思います。
見習い 三
突然ですが「宮古バブル」って聞いたことありますか?
私は昨年11月に出張で「地域創生トレーニングセンタープロジェクトin宮古島」に参加した際に初めて知りました。
みなさんご存知かもしれませんが、沖縄県宮古島市では2018年から2019年にかけて、観光客数増加と、それに伴うホテルなどの建設ラッシュによって急激な家賃高騰、地価上昇が起こりました。
そんな宮古島で活躍されている方に案内していただきながら、建設ラッシュが行われている現状や観光客急増に関わったところを視察しましたので、そのお話をしたいと思います。
沖縄県宮古島市は飯尾醸造から約1500キロ離れた所にある大小6つの島からなりたつ人口55,000人の小さな島です。
その大小6つの島を結ぶ1つが伊良部大橋です。

伊良部大橋は2015年に開通しました。宮古島と伊良部島を結ぶ3,540メートルの橋で、無料で通行できる橋としては国内最長です。SNS映えする撮影スポットとして話題となり、観光客に人気のスポットです。開通前までの宮古島市の観光客数は40万人前後でしたが、開通後は50万人と10万人も増え、島の観光客増加に大きく影響を与え続けています。
次に下地島空港です。この空港は伊良部島にあり、伊良部大橋を使わなければ行くことのできないところです。

もともとはパイロットを養成させるための訓練用の空港でした。
県が使われなくなった下地島空港の利活用をする民間事業者を募集し、三菱地所が名乗りをあげ、2019年3月に国際空港として開港しました。
下地島空港ができたことにより、年間30万人近くの人が利用するようになりました。
三菱地所がここ5年間で1000億円近くの投資を行ったことで、他の企業も後につづきリゾート開発など開拓しています。
ヒルトン沖縄宮古リゾートです。

2023年6月に三菱地所と鹿島建設が初めて開発したビーチリゾートホテルです。329室ある客室は全室伊良部大橋を眺められるプライベートバルコニー付きで、ホテルと同じ敷地内には社員寮も設置されています。
0.3から30。
この数字なんだと思いますか?
この数字、宮古島の坪単価なんです。坪単価3千円から100倍の30万円になりました。
ちなみに宮津市の市街地は坪単価10万円ほどだそうです。
伊良部大橋や、本島からの直航便などのインフラ設備が整ったことで観光客が増え、島外からの企業が土地を買い求め、リゾートホテルなどの建設ラッシュを引き起こしました。作業員をはじめとした働き手が増加し、働き手の住居が不足して、需要に対し供給が追いついていない状態にもなりました。その影響があり、地価を上昇させています。
ちなみにヒルトン沖縄宮古リゾートに社員寮があるのはこの影響があるためです。
観光客数が急増し続ける宮古島ですが、昔は観光客などほとんど来ない田舎の離島だったそうで、ここ数年でインフラ設備が強化され、ガラッと変わったそうです。
それから、観光客数は増えているのですが、まちにお金が回っていないそうで…
リゾートホテルなど施設の中で娯楽が完結してしまうという現実もありました。
今回宮古島を訪れ、観光の部分ではまちの発展に寄与されている反面、まちづくりをするにあたって地元住民が置き去りになっていると感じました。
観光は地域を支える重要な役割ですが、栄えすぎると今いる住民にとって住みにくいまちになりかねないのだと思います。
宮津市もこれから少しずつ発展していくと思います。発展していくにあたり大切なのは地元住民も参加するということだと思います。
今の自分が住む宮津のまちに対してできることは、残していきたいと思うお店にお金を落とすこと。
まちにお金を回すことから始めていきたいと思います。
見習い 三
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