こんばんは。見習いの三です。

酒蔵で毎日している事があります。
それは、麹造りです。

麹は日本酒を醸すうえでなくてはならない存在です。
その理由は、日本酒は発酵食品であり、発酵するためには麹の力が必要不可欠だからです。

アルコール発酵をさせる為には、まず米のデンプンを糖に変える必要があります。そのデンプンを糖に変えるのが「麹の酵素」です。麹の酵素がデンプンを糖に変えた後、今度は「酵母菌」が糖をアルコールに変化させることにより、日本酒ができるのです。

そんな麹は重要な役割を担ってくれています。

以前のブログで蔵人三原が麹のもととなる「もやし(麹菌)」を蒸米にふりかけていたのですが、その後もやしのついた蒸米はシューターを通って麹室に運ばれます。

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運ばれたのがこちら。正直もやし(麹菌)が蒸米についているのかも分かりません。

しかし、1.5日経てば
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ほら!!
表面がうっすら白くなっているのがみて分かります。
「もやし」が蒸米の中へ菌糸を伸ばしている途中です。
白い部分やまだ薄い部分のムラがあります。

最終的にはこのようになります。
表面に雪が積もったように麹菌がびっしりです。
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この麹の酵素が蒸米のデンプンを糖に変えるんです。
不思議ですよね…

見習い 三