醪の仕込みもようやく折り返しを迎え、蔵人の疲れもだいぶ蓄積されているように感じます。
そのあたりももう少し休養を取れるように来年の改善目標として取り組んでいこうと考えております。

今年は酒蔵では大きな設備投資をしなかったのですが、その分蔵人皆で知恵を絞って職場環境の見直しをしました。

改善活動07

醪のサンプルを取るための柄杓ですが、柄杓の隙間に米粒が詰まるのをペンチでつぶすことで防げます。これは先日当蔵に来られていた日置杜氏に教えていただきました。
改善活動06

こちらは清掃用具なのですが、ブラシでは洗いにくい角をきっちりと洗うためのグローブです。改善活動05

蒸米を放冷するための設備なのですが、上からの冷気が必要でない場合の為の扉を今井が手作りしてくれました。
改善活動03

こちら衝突防止テープを張り付ける事で安全性が向上しました。こちらも今井のアイデア。
改善活動01

こちらは麹を放冷するためのブロワ。今まで床に置いていたのですが掃除がしにくいため今井が台車を手作りしてくれました。

最近は何も言わなくても蔵人各自が自発的にいろんな提案をして改善してくれます。
地味ではありますがこういったコツコツの積み重ねが良い職場環境を作ると思っています。
みんなに感謝。


酒造り担当 藤本