はじめまして。経理部の河端(か)です。社内には河端が2人いて、もう1人は河端(よ)です。
さて、私は京都丹後鉄道、通称「丹鉄」で通勤しています。「それがどうしたの?」とお思いでしょうか。車社会の宮津でこれを言うと即座に「嘘でしょ」「続くはずがない」「車で送りますよ〜」(←いちばん多い反応。なんて親切)と言われます。ですがそんな皆さんの心配をよそにかなり楽しく通勤しているので、今日はそんな丹鉄ライフをご紹介します。

飯尾醸造本社蔵の最寄り駅は、宮津のお隣の栗田駅。これで「くんだ」と読むから驚きです。ちなみに「く」にアクセントです。「1駅なら歩けそう」というのは都会的感覚で、実際に歩けば1時間20分ほどの距離。蔵まで歩くとなると2時間コースです。なので1時間に1本の丹鉄・宮舞線(宮津−西舞鶴)に乗り遅れないように、毎朝/毎夕ちょっとした緊張感があります。

丹鉄の車両はヴァリエーションに富んでいて、日替わりでいろいろな車両が来ます。週末になると撮り鉄の皆さんの姿も。ちょっと嬉しくなる瞬間です。上の写真は2月にお目見えしたばかりの「みやづ号」。国鉄時代に京都駅と丹後を結んでいた「キロ28」をイメージしたリバイバル列車で、国鉄宮津線の開業から100年を記念して実現したそうです。他にも自転車ごと乗車できる「サイクルトレイン」や丹後の海をイメージした「海の京都トレイン」なども。どの車両が来るか、いつも楽しみです。
※自転車積み込みは事前予約制です

無人駅の多い丹鉄ですが、駅員さんのいる窓口で切符を買うとこんな厚紙の切符が渡されます。何だかレトロでワクワクしますが、クレジットカードのタッチ決済でも乗車OK。レトロと最先端が同居する丹鉄です。
※交通系ICカードは使えません。

宮津駅を出発するとすぐ、左手に宮津湾と天橋立が見えてきます(なので、左側の座席がおすすめ)。毎朝、日本三景を拝んで出勤、というのはとても気分が上がります。同乗する学生さんは?というと・・・外などまったく見ていません!しかし移住者の私には見飽きることがないんです。

天橋立を見納めると、やや上り坂になってトンネルに突入。ビックリするほどの音がしますので両耳を折りたたんでしっかり押さえます。他にそんなことをしている乗客はいませんが、周囲の目など気にしていられないほどの音がします!

トンネルと言えば、こちらは徒歩で栗田峠を越える際に通る「撥雲洞(はつうんどう)トンネル」。明治19年開通と言いますから、明治26年創業の飯尾醸造とほぼ同じ歴史ですね。国登録有形文化財に指定されています。
さて、丹鉄でトンネルを抜けると栗田湾が見えてきます。天橋立のある宮津湾とは趣の異なる穏やかな海。ここで揚がるアジは「栗田アジ」と呼ばれ格別です。宮津の飲食店でお品書きにありましたら是非注文を。話がそれましたが、栗田駅では京都府立海洋高等学校の学生さんも降りるためか駅員さんが待ち構えていてくれます。なぜか洗面器(サラダボウル?)を持って。切符入れなのですが、見慣れるまで少々時間がかかりました!
栗田駅から学生さんは自転車で、私は徒歩で蔵を目指します。30分の道のりを「歩ける距離」と思うかどうかは意見の分かれるところですが、美しい海や鳥たちを見ながらの通勤はこの上なく贅沢で、何ものにも代えがたいと思っています。

経理部 河端
さて、私は京都丹後鉄道、通称「丹鉄」で通勤しています。「それがどうしたの?」とお思いでしょうか。車社会の宮津でこれを言うと即座に「嘘でしょ」「続くはずがない」「車で送りますよ〜」(←いちばん多い反応。なんて親切)と言われます。ですがそんな皆さんの心配をよそにかなり楽しく通勤しているので、今日はそんな丹鉄ライフをご紹介します。

飯尾醸造本社蔵の最寄り駅は、宮津のお隣の栗田駅。これで「くんだ」と読むから驚きです。ちなみに「く」にアクセントです。「1駅なら歩けそう」というのは都会的感覚で、実際に歩けば1時間20分ほどの距離。蔵まで歩くとなると2時間コースです。なので1時間に1本の丹鉄・宮舞線(宮津−西舞鶴)に乗り遅れないように、毎朝/毎夕ちょっとした緊張感があります。

丹鉄の車両はヴァリエーションに富んでいて、日替わりでいろいろな車両が来ます。週末になると撮り鉄の皆さんの姿も。ちょっと嬉しくなる瞬間です。上の写真は2月にお目見えしたばかりの「みやづ号」。国鉄時代に京都駅と丹後を結んでいた「キロ28」をイメージしたリバイバル列車で、国鉄宮津線の開業から100年を記念して実現したそうです。他にも自転車ごと乗車できる「サイクルトレイン」や丹後の海をイメージした「海の京都トレイン」なども。どの車両が来るか、いつも楽しみです。
※自転車積み込みは事前予約制です

無人駅の多い丹鉄ですが、駅員さんのいる窓口で切符を買うとこんな厚紙の切符が渡されます。何だかレトロでワクワクしますが、クレジットカードのタッチ決済でも乗車OK。レトロと最先端が同居する丹鉄です。
※交通系ICカードは使えません。

宮津駅を出発するとすぐ、左手に宮津湾と天橋立が見えてきます(なので、左側の座席がおすすめ)。毎朝、日本三景を拝んで出勤、というのはとても気分が上がります。同乗する学生さんは?というと・・・外などまったく見ていません!しかし移住者の私には見飽きることがないんです。

天橋立を見納めると、やや上り坂になってトンネルに突入。ビックリするほどの音がしますので両耳を折りたたんでしっかり押さえます。他にそんなことをしている乗客はいませんが、周囲の目など気にしていられないほどの音がします!

トンネルと言えば、こちらは徒歩で栗田峠を越える際に通る「撥雲洞(はつうんどう)トンネル」。明治19年開通と言いますから、明治26年創業の飯尾醸造とほぼ同じ歴史ですね。国登録有形文化財に指定されています。
さて、丹鉄でトンネルを抜けると栗田湾が見えてきます。天橋立のある宮津湾とは趣の異なる穏やかな海。ここで揚がるアジは「栗田アジ」と呼ばれ格別です。宮津の飲食店でお品書きにありましたら是非注文を。話がそれましたが、栗田駅では京都府立海洋高等学校の学生さんも降りるためか駅員さんが待ち構えていてくれます。なぜか洗面器(サラダボウル?)を持って。切符入れなのですが、見慣れるまで少々時間がかかりました!
栗田駅から学生さんは自転車で、私は徒歩で蔵を目指します。30分の道のりを「歩ける距離」と思うかどうかは意見の分かれるところですが、美しい海や鳥たちを見ながらの通勤はこの上なく贅沢で、何ものにも代えがたいと思っています。

経理部 河端
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滋賀県の近江鉄道の切符も販売機の切符でない、改札販売は硬券を使用しています。
5月17日(土)の田植え体験では、京都から各駅停車に乗って東舞鶴から丹後鉄道に乗って宮津駅まで行きます。当日を楽しみにしています。