お世話になります。
蔵人の三原です。
この度、富士酒がリニューアルいたします。
以前とは大分味わいが変わっております。
酸味がありほんのり甘く、低アルで軽やかな飲み口です。
蔵人からは、
・白ブドウやライチのような果実感
・後味すっきり
・食前酒や、カルパッチョのような前菜に合う
との評価。
こちら飯尾醸造のレストラン、アチェート限定での提供となっております。
宮津にお越しの際は、ぜひアチェートで美味しいイタリアンと富士酒をお召し上がりください。
(富士酒は仕込み時に富士酢を使用しているためその他の醸造酒となります。因みに今回は富士酢プレミアムを使用いたしました)
さて、宣伝がバチコリ決まったので製造裏話をば。
そもそもなぜリニューアルしたのか。
それは社長より、
『アチェートのリゾットに合わせるお酒を造ろう』
という指令がくだったからであります。
リゾットには、弊社のお酢と、富士酢の原料となる無農薬の玄米が使われています。
そこに富士酒を合わせることで、飯尾醸造そのものを表現する。
そういうコンセプトでありました。
それを聞いた私は、
『なんて素敵なコンセプトだ!』
『召し上がったお客様の笑顔が目に浮かぶぜ!』
と、思いつつ、さてどういうお酒があのリゾットに合うのか、頭を悩ませることとなりました。
リゾット自体が魚介の濃いめの味付けなので、
それに負けないくらいどっしりしたお酒がいいのか?
それともすっきりスパッと切ってくれるお酒がいいのか?
悩んだ結果、コースの中で飲んで頂くことを考慮し、スパッと切ってくれる飲み口の良いお酒を目指すこととなりました。
そこからは味の設計であります。
飲みやすくするため低アル、甘口。
甘いだけでは飲み疲れるので酸味を立たせ、すっきりした後味に。
その味を実現するのにどういう仕込みをすれば良いか?
文献をあたりそれらしい配合、発酵温度を参考に。
通常の酢もと醪と並行で仕込むため、段取りがごちゃついたり。
実際の温度経過は想定通りにいかず、管理に苦労したり。
搾ってお酒になるまでは、他の事をしていても気になって気になって仕方がありませんでした。
苦労の甲斐もあり、ある程度は狙った味になったかと思います。
全量、飯尾醸造のコシヒカリ。
精米歩合80%。
で、ありながら白ワイン的な果実感のあるお酒に仕上がったかと思います。
自信を持って、食前酒としてオススメできます!
はい。
リゾットに合わせるのを目指していたのに食前酒になっとるやんけ。
ほんまに。
どないしましょ。
個人的にはもう少し味の設計から変える必要があるな、と思っています。
この辺りは来年以降の課題として、ブラッシュアップしていければ。
あとラベルも考えたいですね。
三原のデザインセンスの問題で今年は見送りましたが、今までの富士酒とは異なるお酒なので、見た目にも分かりやすくしたかったです。
アチェートに卸すのは少し先になるかと思いますが、
新しい富士酒が皆様のお口に合えば幸いです。
蔵人 三原
蔵人の三原です。
この度、富士酒がリニューアルいたします。
以前とは大分味わいが変わっております。
酸味がありほんのり甘く、低アルで軽やかな飲み口です。
蔵人からは、
・白ブドウやライチのような果実感
・後味すっきり
・食前酒や、カルパッチョのような前菜に合う
との評価。
こちら飯尾醸造のレストラン、アチェート限定での提供となっております。
宮津にお越しの際は、ぜひアチェートで美味しいイタリアンと富士酒をお召し上がりください。
(富士酒は仕込み時に富士酢を使用しているためその他の醸造酒となります。因みに今回は富士酢プレミアムを使用いたしました)
さて、宣伝がバチコリ決まったので製造裏話をば。
そもそもなぜリニューアルしたのか。
それは社長より、
『アチェートのリゾットに合わせるお酒を造ろう』
という指令がくだったからであります。
リゾットには、弊社のお酢と、富士酢の原料となる無農薬の玄米が使われています。
そこに富士酒を合わせることで、飯尾醸造そのものを表現する。
そういうコンセプトでありました。
それを聞いた私は、
『なんて素敵なコンセプトだ!』
『召し上がったお客様の笑顔が目に浮かぶぜ!』
と、思いつつ、さてどういうお酒があのリゾットに合うのか、頭を悩ませることとなりました。
リゾット自体が魚介の濃いめの味付けなので、
それに負けないくらいどっしりしたお酒がいいのか?
それともすっきりスパッと切ってくれるお酒がいいのか?
悩んだ結果、コースの中で飲んで頂くことを考慮し、スパッと切ってくれる飲み口の良いお酒を目指すこととなりました。
そこからは味の設計であります。
飲みやすくするため低アル、甘口。
甘いだけでは飲み疲れるので酸味を立たせ、すっきりした後味に。
その味を実現するのにどういう仕込みをすれば良いか?
文献をあたりそれらしい配合、発酵温度を参考に。
通常の酢もと醪と並行で仕込むため、段取りがごちゃついたり。
実際の温度経過は想定通りにいかず、管理に苦労したり。
搾ってお酒になるまでは、他の事をしていても気になって気になって仕方がありませんでした。
苦労の甲斐もあり、ある程度は狙った味になったかと思います。
全量、飯尾醸造のコシヒカリ。
精米歩合80%。
で、ありながら白ワイン的な果実感のあるお酒に仕上がったかと思います。
自信を持って、食前酒としてオススメできます!
はい。
リゾットに合わせるのを目指していたのに食前酒になっとるやんけ。
ほんまに。
どないしましょ。
個人的にはもう少し味の設計から変える必要があるな、と思っています。
この辺りは来年以降の課題として、ブラッシュアップしていければ。
あとラベルも考えたいですね。
三原のデザインセンスの問題で今年は見送りましたが、今までの富士酒とは異なるお酒なので、見た目にも分かりやすくしたかったです。
アチェートに卸すのは少し先になるかと思いますが、
新しい富士酒が皆様のお口に合えば幸いです。
蔵人 三原
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